名もなき池【通称 モネの池】を見に行こう!

岐阜の観光スポット紹介

近年、SNSで「映える写真が撮れる!」として一世を風靡した、岐阜県関市板取の「名もなき池、通称:モネの池(以下、モネの池)」ですが、清流の里、岐阜を訪れる時の観光スポットとして定着し、土日などには多くの観光客が訪れています。モネの池では春は桜、夏は睡蓮の花と涼し気な湧き水、秋は紅葉、冬は雪見と、四季を通じて楽しめます。

この記事では、モネの池の魅力や関市板取周辺の観光、お店についての情報をお届けします。

名もなき池【通称:モネの池】へのアクセスについて

モネの池は、岐阜県関市板取にあります。板取地域は雪が多く気温も平野と比べて低い地域ですが、池の底から年中湧水が出続け、凍ることはありません。透き通った水と優雅に泳ぐ鯉、睡蓮やキンコウカなどが咲き、写真がとっても「映える」スポットとして有名です。

名もなき池【通称:モネの池】へは車で行こう!

モネの池がある岐阜県関市板取は、美濃地方の北西部にあり、割と山の奥に入り込んだ土地です。板取の白谷地区にある根道神社の敷地内に、モネの池があります。

地域コミュニティバスはありますが観光用ではないので、自力で行くのであれば、マイカーか、レンタカーで行くと良いでしょう。

南方面から行く場合、岐阜駅周辺から約40㎞、国道256号線(板取周辺はあじさい街道とも呼ばれる)を北上して1時間15分程で着きます。道順は単純ですが、かなり長距離であるため、初めて訪れるときに「まだ着かないの?」と少し心配になります。

北方面から行く場合は、郡上インターチェンジから国道256号線で向かいますが、峠っぽい道とトンネル(タラガトンネル)を通って40分程で着きます。ナビを使っていきましょう。

名もなき池【通称:モネの池】駐車場情報

モネの池の周辺には、観光用の公共の駐車場が4か所(観光客の多い日は臨時で増えることも)あります。環境整備のための協力金500円を募っています。

⇧第1から第4駐車場があり、上記のような位置にあります。

⇧第一駐車場⇧。トイレもあります。池のある神社から256号線を挟んで反対にあり、横断歩道がありませんが、土日など、交通整理員がいます。駐車場の向かいには軽食喫茶店があります。

⇧第二駐車場、第三駐車場⇧は並んでいますが、第二はバス専用。一般の方は第三に停めましょう。

お客さんが多い時は⇧第4駐車場⇧に停めましょう。500mほど歩くとモネの池のある根道神社に行けます。

どの駐車場も、モネの池周辺施設の利用者専用であり、川遊びやバーベキューをするために使用するのは禁止されているそうです。

名もなき池【通称:モネの池】へ迷わずたどり着くために。

「ナビで駐車場に着いたのは良いけど、どこにモネの池があるの…?」とすこし迷ってしまう人も時折いるようです。だから遠くから分かるように、これを覚えておきましょう。モネの池は、神社の敷地内にあります!

第一駐車場周辺なら、少し遠くからでも、鳥居や神社が建っているのが見えます。そこを目指して向かいましょう。

神社の境内の向かいに、フラワーパーク板取(お花やおみやげ売り場)のビニールハウスも立っていて、それも目印になりますよ。

第一駐車場周辺から見える景色。ビニールハウスが遠くからでも見えますね。あそこの左側にモネの池はあります。

【まるで絵画!】モネの池の季節ごとに変化する美しさを堪能しよう。

「モネの池」という通称名がつけられただけあって、まさに絵画のような美しさを楽しむことができます。周囲には樹木や草花が豊富に生え、池に映り込む風景は季節ごとに異なり、その変化が美しく感じられます。

春には桜が満開になり、池の周りにはピンク色の花びらが舞います。夏には緑豊かな木々と草花に囲まれ、池には睡蓮の花が可憐に咲きます。秋には紅葉が美しく、幻想的な景色を見せてくれます。そして冬には、雪が積もることがあり、その中に浮かぶ池は、まるで銀世界のように輝いて見えます。

四季折々の表情を見せてくれるモネの池は、まさに自然の芸術品。どの季節に訪れても、楽しむことができますよ。

⇧春、桜の咲くころ。池に映る桜の花びらがはかなげで、美しいです。

池の近くの水路、水芭蕉も咲いています。(4月上旬から中旬までかな)

⇧夏頃。9月の池の様子と、6月頃の睡蓮が咲いたときの写真です。

⇧秋の紅葉とともに。イロハモミジが鮮やかに、モネの池周辺を彩ってくれます。写真はまだ色づきかけですね…(笑)

⇧雪が積もる冬の景色です。氷点下になる日も多い板取地区ですが、湧水のおかげで池の水は凍ることがなく、鯉も活動しています。出てこないなぁ、という時には、「パンパン」と手で拍手すると、フラッと橋の下から泳いで出てくることもあるそうです。かわいいですね(笑)

名もなき池【通称:モネの池】周辺の散策観光スポット

関市板取には、このモネの池以外にも、美しい自然や観光スポットがたくさんあります。ぜひ、訪れてみてください。

モネの池周辺の神社仏閣について

①根道神社:モネの池の持ち主である「根道神社」では、毎月一日の月並祭(つきなみさい)の時だけ、御朱印が頂けます。

9:00の月並祭に参加したら、そのまますぐに御朱印受付が始まり、12:00に終了します。月に一回、数時間だけの御朱印ゲットチャンスですね!

②白谷観音:根道神社から北へ500mほど道沿いに歩くと、「白谷観音」というお寺があります。看板もあるので、迷うことはないでしょう。

天台宗の寺院で、大悲山円教寺が正式名称。旧美濃三十三観音霊場1番札所です。ご本尊は十一面観音菩薩です。

モネの池周辺のお店について

第一駐車場付近には、「風土や」という軽食と喫茶のお店や、「いろは風の通り道」という軽食や土産物などを売っているお店があります。

⇧風土や、緑の屋根がいろは風の通り道、です。

モネの池の向かいにあるビニールハウスのお店は、お土産や色々な植物がある「フラワーパーク板取」です。季節や時期によっては、メダカや睡蓮の花など、モネの池や清流の里ならではの物も売っています。…さすがに錦鯉は売ってませんでした(笑)

⇧「餅松屋」では、お団子やぜんざい、喫茶も楽しめます。名物は笹船巻(ちまき)です。右の「フラワーパーク板取」には、板取地方のお土産、ビニールハウスでは季節のお花や植物を購入することができます。睡蓮やメダカを売っている時もあります。

モネの池周辺のお散歩観光スポットについて

①白谷のあじさい園:根道神社と白谷観音の間の坂道を数分登ると「白谷のあじさい園」があります。たくさんの紫陽花が植えられており、見ごろを迎えるとたくさんの紫陽花が咲き誇りとてもきれいですよ。隠れたおススメ観光スポットですね。

⇧分かりやすく看板があるから、迷うことはありませんね。

②白谷地区指定水泳場:第一駐車場から歩いて、川まで下りられるみたいです。清流板取川を間近で見られるチャンスですね。(バーベキューなどのために駐車するのは禁止されています)

だいぶ足元が悪いので、もし行くのであれば、転倒に十分気をつけてください。(ゴミを処分しない観光客が多かったらしく、注意喚起の看板があります。)来た時よりも美しく。観光に大事な心得ですね。

美しい清流、板取川を間近に堪能することができました。川の石はゴロゴロ動く上に滑りやすいので要注意です。

名もなき池【通称:モネの池】周辺のドライブ観光スポット

岐阜方面から北上してモネの池へ至るまでに、いくつかの観光スポットがあります。道の駅での買い物や、観光ヤナでの食事、川魚釣りが楽しめます。以下で紹介します。

①「美代ちゃん」というノボリを見かけたら、色々な物が売っているお店なので、立ち寄ってみると面白いです。タイミングが良いと鹿肉などのジビエも買えるみたいですよ。

②「道の駅 ラステン洞戸」市街地からモネの池までは長いドライブ。トイレ休憩に最適です。令和5年3月1日に、お店がリニューアルオープンしました。地域の特産品などが購入できます。モネの池近くの餅松屋の商品も売っていました。

ラステンほらどで、五平餅をテント販売していることがあります。クルミ味でかなり美味しい、おススメです!(1本250円)

②「ふれあいバザール」では、地域の物産や、軽食喫茶が楽しめます。お蕎麦が美味しいと評判のお店で、いつもお客さんがいっぱいです。

名もなき池【通称:モネの池】板取地域の観光について

板取は、以前は武儀郡板取村でしたが、平成17年に関市と合併しています。清流板取川が流れ、自然豊かな地域です。モネの池は板取地区のなかでも一番南に位置しています。更に北へ進むと、キャンプ場、コテージ、アユ釣り、温泉施設、宿泊施設などの観光スポットへ行けます。

  1. 「蕪山(かぶらやま)」山好きな私たちとして、外せないのは蕪山。「21世紀の森公園駐車場」から登山を楽しめます。少し登るだけでも、「蕪杉」という、大きな杉をみることができますよ。ちょっとお散歩していると、猿などの野生動物を見かけることもあります。蕪山登山の様子、記事もありますよ→冬の蕪山 岐阜の山歩き
  2. 「板取川温泉バーデェハウス」美肌の湯、板取川温泉です。ヌルヌルっとした「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」を堪能できます。日本三名泉の、下呂温泉に似た泉質だそうです。公式ホームページはコチラ→【公式】森林浴と温泉欲が楽しめる板取川温泉
  3. 「川浦渓谷(かおれけいこく)」こちらも自然を満喫できる絶景スポットです。橋から見下ろす渓谷は高度差がすごくてクラクラしちゃいますが、美しい木々や深くて済んだ渓谷の川を楽しめます。駐車場もあるため、ドライブのついでに寄ってみると良いでしょう。秋の紅葉の時期は最高にきれいですよ!
  4. 「コテージ湯屋」板取川周囲には、数多くのキャンプ場やコテージが営業しています。コテージ湯屋は川浦渓谷の近くにある、アウトドアを楽しみながら宿泊ができる施設でリピーターも多い人気のコテージです。家族でBBQや川遊びを満喫できますよ。→コテージ湯屋HP
  5. 「神明温泉 湯元すぎ嶋」板取地区でも北の方(モネの池から18㎞ほど北上)にある、温泉旅館。日本秘湯を守る会の温泉宿で、源泉かけ流しの温泉や、地域の物を使った郷土料理を楽しめる隠れ家的な宿です。かの有名な「デヴィ夫人」が、リピート利用するほどのおもてなしが受けられるとの噂です。一度泊まってみたいものですね。→公式岐阜県奥美濃秘湯の湯神明温泉湯元すぎ嶋

2023年春、大事な親せきを「すぎ嶋」にご招待しました。その時の口コミです。

「すごか良い宿だったわ~!スタッフも親切丁寧で感じが良かったし、お部屋から大きな枝垂れ桜が見えてね、1番良か部屋だよって!古民家風で囲炉裏もあってねぇ。温泉は内風呂と貸切風呂、露天風呂があって、自然に放り出されたような露天風呂で良かったさ〜。照明が少な目でちょっと暗かったけど落ちついた感じ、夕食は川魚の刺身や串焼き、飛騨牛のステーキも出て、食べきらんかったばい!だけん本当に美味しかったわ。夜もしずかでねぇ、お父さんはぐっすり寝てたわ~(^^)。設備は新しくなかったから、星、4つかねぇ☆☆☆☆!」(九州の方です…^^)

だそうです。旅行好きな準富裕層の方、ハードルは高い方の☆4評価なので、かなり良いお宿だと推察されます。…一緒に泊まればよかったな~!

⇧川浦渓谷、秋の景色。橋から見下ろすと、鮮やかな紅葉に川の透明度、高度感もすごくて自然の美しさに圧倒されます!

モネの池観光のついでに寄りたいオシャレな古民家カフェの記事はコチラ→ Caféひめゆり

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