三重県四日市市の「ばんこの里会館」内にある、「ふるさと工房うつわ亭」で、めちゃめちゃ美味しいごはんが炊ける土鍋を買ってきました!
三年前の古古古米のような、いわゆる備蓄米が流通している昨今、「古いお米はおいしくない…けど、安いから仕方ない…」とあきらめていませんか?
そんな方にぜひ試してほしいのが、萬古焼の土鍋!
この記事を読むと、萬古焼の土鍋で炊けば、古米でも、古古古米でも(もちろん新米でも!)とっても美味しくいただけることが分かりますよ!
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萬古焼の土鍋でご飯を炊こう!
土鍋を使えば、古古古米でもしっかり甘くて粒が立ち、ホックホクの美味しいごはんが炊き上がります!

【我が家流】萬古焼の土鍋で「失敗しないご飯を炊く手順」!
土鍋購入時に、炊き方の説明書ももらえると思うので、その通り炊いてみましょう!
ですが、ここではあえて我が家流の三合用の土鍋の炊き方について紹介します。説明書を参考に、我が家ではこうやると美味しく炊けました。
- 三合のお米を研ぐ。
- 土鍋と別の器で600mlの水で浸す。20~60分ほど浸す。
- 長時間浸さなくても大丈夫みたいなので、他の調理やコーヒーブレイクして待つ☆
- 土鍋にお米と、浸しておいた水を移す。
- 土鍋内側の線まで水の量を調整しても良いが、してなくても美味しく炊ける。
- コンロ中強火で10分加熱、沸騰し、吹きこぼれだしそうになったら最弱火に。
- 10分で沸騰しだす程度の火力にするのを心がける。何回かやるうちに慣れる。
- ジャストサイズの量(三合炊きで三合、五合炊きで五合)だと、どうしても多少吹きこぼれちゃうが、それはあきらめる。
- うっかり目を離さないように。放っておくと、たぶんすごい吹きこぼれちゃう(^^;
- 弱火にしても火を止めても、土鍋自体の熱で吹きこぼれはある。蓋をずらしたり、数秒開けたりして吹きこぼれ軽減させる。
- 最弱火(とろ火)でさらに3分加熱する。
- 吹きこぼれ続けるようなら、蒸気を逃がす。じきに水分が減って納まってくるので、最後の1分は蓋を閉めるよう心掛ける。
- ここの時間を5分にするなど延長すると、おこげができるようになる。
- 火を消して20分程蒸らす。この間は蓋は絶対に開けない。(赤子泣いても蓋とるな理論)
- この20分は目を離しても良い(周りの人に熱いから気をつけてねと注意喚起すると良い)
- ふたがまだ熱いので気をつけて開ける。しゃもじでかるく切るように混ぜてお茶碗に盛る。
- いただきますして、食べる!アツアツなのでやけどに気をつける。
- 徐々に冷めるので、おひつ等に移す。(別にそのまま保管しても良いかもしれない)

⇧炊き上がったごはん。もう口の中に広がるお米の甘味が想像できる…!じゅるり。⇧

⇧保存用の陶のおひつ。土鍋と比べて外も中もツルっとした肌ざわり。表面がザラっとした土鍋と違い、こすって周りを傷つけるようなことはない⇧
コツは、とにかく熱いので気をつけることと、多少の吹きこぼれは仕方ないことです。
炊飯した後は、冷めてからしっかりコンロ周りを拭きあげましょう(^^;)
土鍋購入時に、炊き方の説明書をもらえると思うので、その通り炊いても美味しく炊けると思います。
萬古焼の土鍋で炊いたご飯の特徴を紹介!
我が家では2~3万円程度のミドルレンジの圧力IH炊飯器(大手メーカー)がありますが、土鍋と比べると明らかに違います!ここでは土鍋炊飯の特徴をいくつかご紹介します。
萬古焼の土鍋ごはんのメリット四選!
- 炊き立ての艶が違う!あきらかにお米の一粒一粒が輝いています。
- お米の甘味が違う!噛むほど甘く、いつまでも、カミカミしていたいほろれす(あ、噛んだ)
- 炊き加減をコントロールできる!火の加減や炊く時間の調整により、やわらかめにしたり、おこげをつけたりと、好みにあわせて炊くことも可能です。
- 冷めてきても独特の匂いはあまり出ない!炊飯器と比べて匂いが出にくいです。
萬古焼の土鍋ごはんのデメリット四選!
- 火加減の調整に慣れが必要。 慣れるまでは吹きこぼれたり、焦げてしまったりすることもあります。
- 保温機能がない。 炊きたてはすごく美味しいが、時間が経つと冷めてしまいます。(冷めても美味しさはかなり保たれます)
- 予約炊飯ができない 。忙しい時や帰宅後すぐに食べたいときに、ささっと用意できないので不便です。
- 陶器で割れやすく、取り扱いに注意が必要 。落下等による外からの強い衝撃でヒビや割れて破損する恐れもあります。
萬古焼の土鍋の買い方!【ばんこの里会館に行こう!】
【体験談】わたしたちが「ばんこの里会館」に辿り着くまで
私がなんとな~く「土鍋で炊いたご飯を食べてみたいなぁ…」と思っていたところ、嫁のちぃが「ねぇねぇ、わたしね、土鍋でご飯炊いてみたいってずっと思ってるんだけど…!」と言いだしました。
そんな偶然もあるんだなぁ(さすが夫婦)、じゃあ岐阜の周辺で土鍋が買える、窯元を探そう!ということになり、「土鍋、ご飯を炊く」でググったところ、「三重県の萬古焼」が検索に上がってきました。
じゃあさっそく行ってみよう!と、表示された萬古焼きの窯元(?)へ車で行ってみると、工場のようなところに到着。
通りすがったスタッフさんに伺うと、「ここは窯元で、販売はしてないですよ、萬古焼を買いたいなら、「ばんこの里会館」で販売しているよ。」と教えて頂いたので、改めてナビで検索。

⇧そして無事に到着しました。⇧
ばんこの里会館「ふるさと工房うつわ亭」
「ばんこの里会館」に入ると、展示室や、陶芸工房が1Fにあります。
萬古焼のショッピングは、2Fの「ふるさと工房うつわ亭」に行きます。階段やエレベーターで行きましょう。2階には日本食料理の「藍川」というお食事処もあります。
「ふるさと工房うつわ亭」店内の様子
店員さんが1~3名ほど常にいて、わからないことなども訪ねると丁寧に教えてくださいます。写真を撮ってブログやSNSにあげて良いか尋ねると、快く了承してくださいました。

⇧店内入ってすぐ。土鍋を中心にずらっと並ぶ陶器…☆わくわくしますね⇧

⇧たくさんの土鍋。これらはなべ物などに使う調理用鍋が並んでいます⇧

⇧コップや茶わん、お皿など様々な種類の陶器。お気に入りの一品を探したくなる☆⇧

⇧まねきねこなど、飾り用の陶器もたくさん販売しています⇧

⇧地元のお茶など、特産品も並んでいました⇧
オンラインショップは公式のショップのため、安心ですね。会員登録が必要です。
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萬古焼土鍋の選び方:サイズ
土鍋のサイズですが、「ふるさと工房うつわ亭」には、様々なサイズの炊飯用土鍋が販売されています。
私たちは夫婦二人暮らしで多く炊く時でも3合程度なので、3合用の土鍋を購入しました。
サイズ感について、5合用を購入して、3合炊いたほうが良いのかな?大は小を兼ねると言うし…と思い、店員さんに質問したところ、「3合炊きたいなら、3合用で炊くのが一番おいしく炊けますよ(^^)」とアドバイス頂き、3合用に決めました。
なので、土鍋を買う際には、一番よく炊くサイズのものを購入しましょう。

⇧ずらっと並ぶ、ご飯土鍋…。究極的には全部揃えたい(笑)⇧
萬古焼土鍋の選び方:デザイン
ご飯土鍋には、色々なデザインがあります。私たちが選んだ土鍋はこちら⇩

「見た目がカワイイ!」という理由で(笑)この子に決めました。3合用ご飯土鍋⇧
実際炊いてみた感想ですが、蓋が本体に覆いかぶさるタイプのため、吹きこぼれた場合、そのまま下に垂れてしまうというデメリットがあるように感じました。
まぁ、すごく美味しく炊けるので、全然気にしないですけど。かわいいし。

⇧こちらの土鍋は、本体側が大きくて内側に蓋が乗っかるタイプです。
ひょっとするとそういうタイプなら、吹きこぼれが、即、下に垂れてしまうのを防げるかもしれませんね。

ほかにも様々な形の土鍋がずらりとあります。お好みのデザインで選ぶのもよしですが、使い勝手などをお店のスタッフさんに聞いて相談するのも良いかもしれませんね。
ばんこの里会館の他の施設について紹介
ばんこの里会館は前述したように、ショップ以外にも色々施設があります。
ばんこの里会館【陶芸工房】
萬古焼を実際に作ることができる、陶芸工房があります。
お手軽にできる体験講座(要予約)から、本格的に習う定期教室が開催されているそうです。
おいしいお米の炊き方講座もやってもらいたい…(^O^)

⇧陶芸工房。けっこう広い空間でした。
ばんこの里会館【展示室】
会館に入ってすぐに、展示室があります。ときどきイベントなどが行われているようです。
常設展示室では、江戸時代から現代に繋がる萬古焼を展示しているそうです。

⇧この日の常設展示室には急須がたくさん並んでいました。⇧
こちらの掛け軸に描かれた人物⇩は「萬古焼の陶祖・沼波弄山」です。

ばんこの里会館 日本食料理【藍川】
会館2Fには、日本食料理をメインに四季折々の旬の食材を使った多彩な料理を味わえる「藍川」があります。
ランチ時だったので、入店しましたが、残念ながら定員いっぱいで入れませんでした。予約をしてから来店したほうが良いようですね。

営業時間は、ランチ:12:00~15:00
喫茶は~17:00。夜の料理もあり、電話で要相談だそうです。
料金は日替わりランチ1,200円、萬古御前2,500円等、夜の料理は4,500円~各種あり。
予約・問い合わせは(080-6967-9808)まで、とのこと。

四日市の街にある「ばんこの里会館」は、三重県四日市市・菰野町の伝統芸能である萬古焼を現代に伝える役割を担う文化的な施設です。
「土鍋でご飯を炊いてみたい!」と思い立って偶然行ってみたけれど、土鍋だけでなく素敵な食器にも出会えて、三重の文化にも少しだけ詳しくなれました。
みなさんもぜひ、「ばんこの里会館」に行ってください。

⇧「うちわ亭」で購入した、お茶碗とジョッキ。
お気に入りの食器だと、毎日のお食事やお茶の時間がより一層楽しく、美味しくなりますね(^ー^)