山奥ハウスに、烏骨鶏(うこっけい)をペットとしてお迎えしました。

こんにちは、山奥ハウスと海ちかハウスで二拠点生活をしているちくちくです。現在は主に山奥ハウスで暮らしていて、海ちかハウスは別荘のように、月に2〜3日ほど利用しています。田舎暮らしを始めて5年ほど経ちますが、生き物の飼育経験はゼロ。烏骨鶏は、わが家にとって初めての「養鶏」でした。
きっかけは、烏骨鶏を飼っているお友達からの一言でした。「今、うちのコッコちゃんが卵を温めてるんだけど、孵ったらもらってくれない?このお家なら庭で飼えそうだし」。正直、最初は「うちに鶏?」と驚きました。でも会いに行ったら、あまりの可愛さに「欲しいです!」と即答してしまいました(笑)。

さらに正直に言うと「ひょっとして、田舎暮らしの理想である自給自足ができるようになるかも…!」という期待もちょっとだけありました(笑)
成り行きでお迎えすることになった烏骨鶏ですが、性格や上手な飼い方、初期費用とランニングコスト、寿命まで、何も知らない状態からのスタートでした。命を育てて一緒に生活する以上、覚悟も必要です。柴犬まさる🐾も他の動物と暮らした経験がないので、その関係も心配していました。
結論からいうと、まさる🐾も烏骨鶏に慣れてくれて、ママ鶏とヒヨコたちの飼育も無事にスタートできています。この記事では、烏骨鶏の特徴や性格、飼い方について調べたこと、実際にかかった初期費用、そして飼い始めてみた率直な感想をまとめました。これから烏骨鶏をお迎えしたいと考えている方の参考になればうれしいです。
烏骨鶏はペットになる?特徴と性格、柴犬との相性

烏骨鶏ってどんな鶏?まず知っておきたい基本情報

烏骨鶏は中国原産とされるニワトリの一品種で、皮膚や骨、内臓まで黒っぽいのが最大の特徴です。羽毛は絹のようにふわふわで、海外では「シルキー」とも呼ばれています。体は小柄で、成鳥でも1kg前後。日本には江戸時代に伝わったとされ、1942年には天然記念物にも指定されています(食用・観賞用として飼育すること自体は問題ありません)。普通のニワトリの足の指が4本なのに対し、烏骨鶏は後ろ指が2本あり、合計5本という珍しい特徴も持っています。
寿命は8〜15年程度といわれることが多く、飼育環境がよければさらに長生きする例もあるようです(個体差が大きいので、あくまで目安として捉えてください)。「うちに来て何年で…」と考えるより、「この子とは10年単位の付き合いになるかもしれない」と思ってお迎えするのが正解だと感じています。
性格は?懐く?臆病?普通の鶏との違い
烏骨鶏は普通の鶏と比べてデリケートらしい……とは聞いていたものの、比較対象がいないのでピンときていませんでした。
実際に育ててみると、YouTubeで見る動画の子たちよりちょっと臆病な印象です。まだ慣れていないのもあると思いますが、撫でようとすると逃げてしまうことが多いです。ヒナたちも、触ろうとするとサッと逃げていきます。ここは時間が解決してくれると信じて、気長に関係を築いているところです。
一般的には、烏骨鶏は温厚でおとなしい性格の子が多いとされていて、餌を持っていくと寄ってきたり、名前を覚えて反応したりする個体もいるようです。うちの子たちがどこまで懐いてくれるか、これから楽しみに見守っていきたいと思います。
柴犬との相性は?まさる🐾との共存

最初は柴犬まさる🐾もびっくりして、盛大に吠えました。「家族だよ」と何度も伝えているうちに、数日で落ち着いてきた様子。多少の嫉妬心はあったようですが、まさる🐾のこともいっぱいかわいがるようにしたら、すっかり慣れてくれました。今では庭で烏骨鶏たちが動き回っていても、まさる🐾は落ち着いて見守ってくれています。

最初はビックリして吠えちゃったっすけど、今はもう家族っす🐾 庭のパトロール、ボクに任せてほしいっす。
烏骨鶏飼育に必要なものと初期費用について
烏骨鶏を飼える環境について:田舎でもご近所への配慮は必須
「田舎だから鶏を飼っても大丈夫」と思われがちですが、ご近所さんとの距離が近い場合は要注意です。特にオスは「コケコッコー」と大きな声で鳴くため、住宅密集地では避けたほうが無難です。うちの場合は幸い、近所にニワトリを飼ったことがある方・今も飼っている方がいて、事前にいろいろ相談させてもらえました。
鳴き声のこと、においのこと、獣対策のこと。飼い始める前に、ご近所への一声と情報収集をしておくと安心です。
烏骨鶏が安全に過ごせる鶏舎について
鶏舎づくりにあたっては、ご近所の経験者やYouTubeでかなり勉強しました。学んだポイントをまとめると、こんな感じです。
- 500円玉くらいのすき間があれば、イタチやテンなどの小さな獣は入ってこられる
- フェンスが細すぎると、かじられて穴を広げられることがある
- 地面を掘って侵入してくる獣もいるので、地面側の対策も必要
- 通気は大事だが、雨の降り込みは防ぎたい
- 快適に過ごせるよう、止まり木や抱卵スペースがあるとよい

最初はAmazonで購入した3〜4羽用の小型鶏舎からスタートしました。市販品はやはりよくできていて、組み立ても簡単。初めての飼育にはちょうどよいサイズだったと思います(このあと6羽に増えて手狭になり、鶏舎をDIYで建て直すことになるのですが、そのあたりの詳しい話は別の記事でまとめています)。
烏骨鶏を迎えるにあたり最低限必要な準備と、実際にかかった費用まとめ
2~3羽から、飼育をスタートするにあたって揃えたものと、費用の目安をまとめました。一般的な相場と、わが家の実額を並べています。金額は購入する鶏舎のサイズやメーカーによってかなり幅があるので、あくまで目安として見てもらえればと思います。
| 項目 | 一般的な目安 | わが家の実額 |
|---|---|---|
| 小型鶏舎(Amazon購入、3〜4羽用) | 15,000〜30,000円 | 【27,671】円 |
| 給餌器・給水器 | 1,000〜3,000円 | 【0】円(柴犬のお下がり) |
| 敷材(腐葉土など) | 数百円〜 | 合計【5000】円程度 |
| 初月の飼料代 | 2,000〜4,000円 | 【2,000】円程度 |
| 合計目安 | 2万〜4万円前後 | 【35,000】円程度 |
無料で済んだもの:もみ殻(JA)・米ぬか(精米コーナー)
ランニングコストは、成鳥数羽であれば飼料代が月1,000〜2,000円ほどというのが一般的な目安です。うちのように発酵飼料を手作りすると、さらに抑えられる感覚があります(作り方は後述のFAQで紹介しています)。
烏骨鶏の寿命は?飼う前に知っておきたい責任と覚悟
烏骨鶏の寿命は?卵はどれくらい生む?いつまで生んでくれる?
烏骨鶏の寿命は8〜15年程度といわれることが多く、大切に育てれば15年以上生きる例も報告されています。普通の食用鶏(ブロイラーなど)と違い、烏骨鶏は観賞・愛玩用としても品種改良されてきた経緯があり、比較的長生きする傾向にあるようです。
卵に関しては、普通の採卵用ニワトリが年間200〜300個近く産むのに対し、烏骨鶏は年間50〜80個ほど。もともと産卵数が少ないうえ、生後8か月頃から産み始めて、1〜2か月産んでは休むというサイクルを繰り返しながら、最盛期は3〜4年程度といわれています。つまり「産卵のピークが終わったあとも、鶏としての寿命はまだまだ長い」ということです。卵を目当てにお迎えする場合も、「卵を産まなくなってからも一緒に暮らす」ことを前提に考えておく必要があります。
もうひとつ、覚悟しておきたいのがオスの鳴き声です。オスは「コケコッコー」と、体の大きさに似合わないほどの声で鳴きます。有精卵やヒナを増やしたい場合はオスが必要になりますが、住宅密集地では近隣トラブルの原因になりやすいので、飼育環境をよく考えたうえで判断することをおすすめします。うちの場合は、いただいたのが親子だったこともあり、オスが生まれた場合の飼育先や譲渡先も含めて、事前に考えておくようにしています。
【体験談】烏骨鶏のお世話、1日のルーティン
朝は、鶏舎を開けて新鮮な水と餌に交換し、フンや食べ残しをざっと片づけながら、みんなの元気な様子をチェックします。夜は、外敵(イタチやテンなど)から守るために鶏舎をしっかり閉め、必要に応じて保温対策をします。1回あたり10分ほどですが、「今日も元気かな」と様子を見に行くのが、いつのまにか日課になりました。
正直に言うと、思っていた以上に手がかかります。旅行に行くときは誰かに頼まないといけないし、夏場は暑さ対策、冬場は保温と、季節ごとにやることも変わります。それでも、朝一番に「コッコッコ」と鳴きながら寄ってくる姿を見ると、大変さを忘れてしまうくらいの癒しがあります。
烏骨鶏の飼育に関するよくある質問まとめ
烏骨鶏の餌、どうやって準備する?
ペットショップやホームセンターでニワトリ用の配合飼料が売られているので、それを基本にしています。うちではそれに加えて、発酵飼料を手作りして食べさせています。
作り方はいろいろありますが、私はおから・米ぬか・腐葉土・野菜や果物のくず(食べ残しを刻んだもの)・もみ殻・木炭少々を混ぜて、数日かけて発酵させています。腐敗には注意が必要ですが、ぬか漬けづくりで慣れていたこともあり、意外と失敗なくできています。鶏たちも喜んで食べてくれていますよ。
鶏舎の清掃はどれくらいやればいい?
毎日のフンや食べ残しの片づけは、朝夕のお世話のタイミングでさっと済ませています。それとは別に、週1回程度を目安に敷材の総入れ替えなど、少し本格的な清掃をするのがおすすめです。夏場は臭いや虫の発生が気になりやすいので、頻度を少し上げると快適に保てます。
飼育するのに許可が必要?
数羽程度を自宅の庭でペットとして飼う場合、多くの自治体では特別な許可や届け出は不要とされています。ただし、住んでいる地域の条例や、マンション・分譲地の規約によっては制限がある場合もあるので、飼い始める前に自治体の窓口で確認しておくと安心です。頭数が増えたり、販売・繁殖を本格的に行ったりする場合は、家畜保健衛生所などへの相談が必要になるケースもあります。心配な場合は、飼育を決める前に一度問い合わせておくことをおすすめします。
鳴き声がうるさい?メスは鳴く?
メスも「コッコッコ…」と小さくは鳴きます。危険を感じたときは「コケーッ!」と威嚇するような声を出すこともあります。ただ、基本的には静かです。
美味しい餌にありつけたときは「コッコッコ!」とちょっとテンションが上がった高めの声で鳴くので、それはそれでかわいいです。うるささが気になるのは、圧倒的にオスの「コケコッコー」の方だと感じています。
烏骨鶏は暑さに弱い?寒さに強い?
夏の暑さには弱く、寒さには比較的強いと、烏骨鶏を数年飼っている先輩から伺っています。
真夏は鶏舎に日陰を作ったり、風通しをよくしたりと、暑さをしのげる環境づくりが欠かせません。逆に冬は、よほどの寒冷地でない限り特別な保温はいらないことが多いようですが、体調管理には引き続き気をつけています。
飼育している烏骨鶏、食べても良い?
烏骨鶏はもともと食用としても飼育されてきた品種なので、一般論としては「食べられない」わけではありません。ただ、名前をつけて家族として迎えた個体をどうするかは、飼い主の考え方次第だと思います。うちの場合は、完全にペットとして家族に迎えているので、食べることは考えていません。この記事を読んでくださっている方の多くも、同じ感覚なのではないかと思います。
まとめ:烏骨鶏を飼いだして感じたこと、これから

かわいい。見ているだけで癒しになります。食欲がすごくて、とにかくよく食べる姿を見ていたら、夏バテ気味だった自分もつられて食欲が出てきた気がします(笑)。
鶏舎づくりは、正直かなり大変でした。人生初のDIY。それでも楽しくて、今後は少しずつ他のDIYにも挑戦してみたい気持ちが芽生えました。この鶏舎DIYの詳しい記録は、③の記事で写真つきでまとめる予定です。
卵はまだ産んでくれていませんが、それも楽しみのひとつ。産み始めたら、味や栄養、実際にどれくらい産むのかを②の記事で正直にレポートします。
初めての飼育で戸惑うことも多いですが、それ以上に得られる癒しと発見があります。これから烏骨鶏をお迎えしようか迷っている方の、判断材料の一つになればうれしいです。
あわせて読みたい:②烏骨鶏の卵はなぜ高い?味・栄養・産む頻度を飼い主が実測解説【公開後リンク追加】
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