山奥ハウスに、烏骨鶏(うこっけい)をペットとしてお迎えしました。

こんにちは、山奥ハウスと海ちかハウスで二拠点生活をしているちくちくです。田舎暮らしを始めて5年ほどになりますが、烏骨鶏を迎えるまでは鳥を飼った経験はゼロでした。
きっかけは、烏骨鶏を飼っている友人から「ヒナが孵ったらもらってくれない?」と声をかけてもらったこと。当初は親鳥1羽とヒナ2羽を迎える予定でしたが、もう1羽の親鳥が卵を温めていて、「せっかくなら孵化するところも見てほしい」と、その親鳥と卵2個も一緒にわが家へやってきました。
結果、親鳥2羽とヒナ4羽の6羽家族に。最初に買った3〜4羽用の小さな鶏舎は、いきなり手狭になりました(笑)。

「田舎暮らしの理想、自給自足に一歩近づくかも!」なんて期待も、ちょっとだけありました(笑)
お迎えから約2か月。鶏舎を作り直し、ヒナは大きくなり、親鳥は卵を産み始めました。庭へ放す時間も増え、最初は逃げ回っていたヒナたちにも少しずつ変化が出ています。
この記事では、烏骨鶏は本当にペットとして暮らせるのか、性格や懐き方、柴犬との相性、必要な準備と費用、毎日のお世話、そして実際に2か月暮らして分かった大変さまで、わが家の6羽を例に正直にまとめます。

烏骨鶏はペットになる?2か月暮らして感じた性格とかわいさ
烏骨鶏ってどんな鶏?まず知っておきたい基本情報

烏骨鶏は、ふわふわした羽毛と黒っぽい皮膚、普通のニワトリより指が多い足など、見た目にも特徴のある鶏です。体は比較的小柄で、観賞用・愛玩用として飼われることもあります。
寿命は長めとされているため、「卵を産んでくれる間だけ飼う」というより、長く一緒に暮らす家族として迎えるつもりで考えた方がいいと感じています。うちも完全にペットとして迎えています。
親鳥は「コッコちゃん」と「たまちゃん」|意外と見分けがつく
親鳥2羽には、わが家へ来たときの状態から名前をつけました。
- コッコママ(コッコちゃん):すでにヒナ2羽を育てていたお母さん
- タマゴママ(たまちゃん):卵2個を一生懸命温めていたお母さん
友人からは同じ世代だと聞いていたので、「見分けられるかな?」と思っていましたが、実際に毎日見ていると意外と分かります。
お迎えした頃のコッコちゃんは少し痩せ気味で、たまちゃんはふっくら。2か月ほどたってコッコちゃんもかなり体つきがよくなりましたが、今でも首まわりの太さと、頭から首にかけての“髪の毛みたいな羽毛”の豊かさは、たまちゃんの方が目立ちます。

最初は「白い烏骨鶏はみんな同じ顔に見える」と思っていたのに、毎日一緒にいるとちゃんと個体差が見えてくる。ペットとして暮らし始めて面白いと感じたことのひとつです。
烏骨鶏は懐く?親鳥とヒナではかなり違いました

うちの場合、親鳥2羽はもともと人に飼われていたこともあって、人への警戒心はそれほど強くありません。庭で草引きをしていると近くまで寄ってくることがありますし、声をかけるとこちらへ来ることもあります。
ただし、「撫でられるのが大好き!」という感じではありません。抱っこしても強く拒否はしませんが、本人たちはそこまで嬉しそうでもない(笑)。近くには来るけれど、ベタベタ触られるのは別に求めていない、という距離感に見えます。
一方、ヒナ4羽はなかなか手ごわいです。外へ出していると、鶏舎へ戻そうとしてもサッと逃げます。運よく自分から小屋へ飛び込んでくれる日もありますが、最後は藪の方へ少しずつ追い込んで捕まえることもしばしば。
捕まえたあとは抱っこして、なるべく優しく声をかけています。それでもすぐに懐くわけではありませんでした。
ただ、9月上旬になると少し変化が出てきました。ゆっくり近づけば、そのまま逃げずにいてくれる時があります。逆に「まだ外にいたい!」という時や、なぜかソワソワしている時は相変わらず逃げます。気分によって「今日は逃げる」「今日はまあいいか」があるようで、それもまた面白いところです。
庭では6羽で集まったり、3羽ずつの親子に戻ったり

庭へ放す時間が増えてくると、6羽の関係も少しずつ見えてきました。
親鳥2羽とヒナ4羽がひとつのグループになって行動することもあれば、親1羽+ヒナ2羽、親1羽+ヒナ2羽と、もともとの親子3羽ずつに分かれて動くこともあります。かと思えば、6羽まとめて寄り添っていることも。
人間が決めたグループにこだわる様子はなく、その時々で好きなように歩き回り、草をついばみ、のびのび過ごしています。小屋の中だけでは分からなかった姿が見えるようになりました。
柴犬との相性は?まさる🐾とは家族として共存中

最初は柴犬まさる🐾もびっくりして、盛大に吠えました。「家族だよ」と何度も伝え、まさるのこともいつも以上にかわいがるようにしていると、数日でかなり落ち着きました。
今では庭で烏骨鶏たちが動き回っていても、まさるは落ち着いて見ています。ただし、犬と鳥の相性には個体差があると思うので、うちで大丈夫だったからどの犬でも大丈夫、とは考えていません。庭で一緒になるときも様子は見るようにしています。

最初はビックリしたっすけど、今はもう家族っす🐾 庭のパトロールはボクに任せてほしいっす。
烏骨鶏飼育に必要なものと初期費用について
烏骨鶏を飼える環境について:田舎でもご近所への配慮は必須
「田舎だから鶏を飼っても大丈夫」と思われがちですが、ご近所さんとの距離が近い場合は要注意です。特にオスは「コケコッコー」と大きな声で鳴くため、住宅密集地では避けたほうが無難です。うちの場合は幸い、近所にニワトリを飼ったことがある方・今も飼っている方がいて、事前にいろいろ相談させてもらえました。
鳴き声のこと、においのこと、獣対策のこと。飼い始める前に、ご近所への一声と情報収集をしておくと安心です。
烏骨鶏が安全に過ごせる鶏舎について
鶏舎づくりにあたっては、ご近所の経験者やYouTubeでかなり勉強しました。学んだポイントをまとめると、こんな感じです。
- 500円玉くらいのすき間があれば、イタチやテンなどの小さな獣は入ってこられる
- フェンスが細すぎると、かじられて穴を広げられることがある
- 地面を掘って侵入してくる獣もいるので、地面側の対策も必要
- 通気は大事だが、雨の降り込みは防ぎたい
- 快適に過ごせるよう、止まり木や抱卵スペースがあるとよい

最初はAmazonで購入した3〜4羽用の小型鶏舎からスタートしました。市販品はやはりよくできていて、組み立ても簡単。初めての飼育にはちょうどよいサイズだったと思います。ただ、予想外に6羽へ増えて手狭になったため、その後は鶏小屋をDIYで新築しました。
実際にかかった材料費や、設計図なしで作った手順は、鶏小屋の作り方をDIYで実録した記事にまとめています。
烏骨鶏を迎えるにあたり最低限必要な準備と、実際にかかった費用まとめ
2~3羽から、飼育をスタートするにあたって揃えたものと、費用の目安をまとめました。一般的な相場と、わが家の実額を並べています。金額は購入する鶏舎のサイズやメーカーによってかなり幅があるので、あくまで目安として見てもらえればと思います。
| 項目 | 一般的な目安 | わが家の実額 |
|---|---|---|
| 小型鶏舎(Amazon購入、3〜4羽用) | 15,000〜30,000円 | 27,671円 |
| 給餌器・給水器 | 1,000〜3,000円 | 0円(柴犬のお下がり) |
| 敷材(腐葉土など) | 数百円〜 | 合計5,000円程度 |
| 初月の飼料代 | 2,000〜4,000円 | 2,000円程度 |
| 合計目安 | 2万〜4万円前後 | 35,000円程度 |
無料で済んだもの:もみ殻(JA)・米ぬか(精米コーナー)
ランニングコストは、成鳥数羽であれば飼料代が月1,000〜2,000円ほどというのが一般的な目安です。うちのように発酵飼料を手作りすると、さらに抑えられる感覚があります(作り方は後述のFAQで紹介しています)。
烏骨鶏の寿命は?ペットとして迎えるなら長く暮らす覚悟も必要
烏骨鶏は、卵を産んでくれる時期だけ付き合う動物ではありません。寿命は長めといわれているので、ペットとして迎えるなら「この先何年も一緒に暮らす」つもりで考える必要があります。
うちの場合も、卵を産む・産まないに関係なく、コッコちゃんもたまちゃんも、ヒナたちも家族です。名前をつけて毎日顔を見ていると、もはや「卵をくれる鶏」という感覚ではなくなりました。
卵については、烏骨鶏は一般的な採卵鶏より産卵数が少ないことで知られています。わが家では8月1日にお迎え後の初卵を確認し、その後は2羽の親鳥が産むようになりました。何日に何個産んだか、味や普通の卵との違いまで、詳しい実測記録は別記事にまとめています。
あわせて読みたい:烏骨鶏の卵は普通の卵と何が違う?わが家の産卵記録と実食レポート
もうひとつ、迎える前に考えておきたいのがオスの鳴き声です。うちのヒナ4羽はまだ成長途中なので、今後オスがいると分かった場合の飼育環境についても考えておく必要があります。住宅が近い場所では、特に鳴き声への配慮が欠かせません。
【飼育2か月の実録】烏骨鶏のお世話と庭での1日

朝は鶏舎を開けて、水と餌を確認し、フンや食べ残しを片づけながら6羽の様子を見ます。「今日も元気かな」と顔を見るところから一日が始まります。
家にいて見守れる日は、庭へ出す時間も増えました。放すと草をついばんだり、土をつついたり、それぞれ好きな場所を歩いています。こちらが草引きをしていると、コッコちゃんやたまちゃんが近くまで寄ってくることもあります。
撫でられるのが嬉しいかどうかは微妙ですが(笑)、自分から近づいてきてくれるのはやっぱりかわいいです。
庭に放すときはカラスにも注意しています
庭で自由に過ごさせたい一方で、気を抜けないこともあります。ときどきカラスが、こちらの鶏たちを気にしているような動きを見せることがあるからです。
実際に襲われたわけではありませんが、ヒナたちはまだ小さいので心配です。長時間外出するときや、しばらく庭を見られないときには、6羽とも鶏舎へ戻すようにしています。
いちばん大変なのは、ヒナを小屋へ戻す時間かも
問題は、その「小屋へ戻す」が簡単ではないことです。
親鳥2羽は人に慣れているので、捕まえようとしてもそこまで強く逃げません。抱っこ自体はあまり好きではなさそうですが、「絶対イヤ!」というほどでもなく、比較的おとなしく戻ってくれます。
ところがヒナたちは逃げる逃げる(笑)。自分から小屋へ飛び込んでくれる日もありますが、そうでなければ庭を追いかけ、最後は藪の方へ少しずつ誘導して捕まえることもあります。
それでも最近は、ゆっくり近づけば逃げない日も出てきました。毎日のお世話で、ほんの少しずつ距離が縮まっているのかもしれません。
夜は全員が小屋に戻ったことを確認して、扉をしっかり閉めます。飼ってみる前は「餌と水をあげればいい」くらいに考えていましたが、実際には天候、外敵、体調、放鳥中の見守りなど、毎日ちょこちょこ気にすることがあります。
手はかかります。でも、6羽が好きなように庭を歩いている姿を見る時間は、それ以上に楽しい。これが2か月暮らしてみた今の率直な感想です。
烏骨鶏の飼育に関するよくある質問まとめ
烏骨鶏の餌、どうやって準備する?
ペットショップやホームセンターでニワトリ用の配合飼料が売られているので、それを基本にしています。うちではそれに加えて、発酵飼料を手作りして食べさせています。
作り方はいろいろありますが、私はおから・米ぬか・腐葉土・野菜や果物のくず(食べ残しを刻んだもの)・もみ殻・木炭少々を混ぜて、数日かけて発酵させています。腐敗には注意が必要ですが、ぬか漬けづくりで慣れていたこともあり、意外と失敗なくできています。鶏たちも喜んで食べてくれていますよ。
鶏舎の清掃はどれくらいやればいい?
毎日のフンや食べ残しの片づけは、朝夕のお世話のタイミングでさっと済ませています。それとは別に、週1回程度を目安に敷材の総入れ替えなど、少し本格的な清掃をするのがおすすめです。夏場は臭いや虫の発生が気になりやすいので、頻度を少し上げると快適に保てます。
飼育するのに許可が必要?
数羽程度を自宅の庭でペットとして飼う場合、多くの自治体では特別な許可や届け出は不要とされています。ただし、住んでいる地域の条例や、マンション・分譲地の規約によっては制限がある場合もあるので、飼い始める前に自治体の窓口で確認しておくと安心です。頭数が増えたり、販売・繁殖を本格的に行ったりする場合は、家畜保健衛生所などへの相談が必要になるケースもあります。心配な場合は、飼育を決める前に一度問い合わせておくことをおすすめします。
鳴き声がうるさい?メスやヒナはどんな声?
親鳥たちは普段、「コッコッコ…」と小さめの声で鳴いています。危険を感じたときや何かを訴えたいときには、少し大きめの「コケーッ!」という声を出すこともありますが、うちの2羽は普段はそれほど騒がしくありません。
8月25日の朝には、庭から「こけー、こけー」と、それまで聞いたことのない声が聞こえてきました。誰が鳴いていたのか確認できませんでしたが、大きくなってきたヒナの声だったのかもしれません。昼にはまだ「ピヨピヨ」と鳴いていて、少しずつ大人に近づいている途中なのだと感じました。
もしヒナの中にオスがいれば、今後「コケコッコー」と鳴くようになる可能性があります。オスの鳴き声はメスよりかなり大きいため、住宅が近い環境では特に注意が必要です。
烏骨鶏は暑さに弱い?寒さに強い?
夏の暑さには弱く、寒さには比較的強いと、烏骨鶏を数年飼っている先輩から伺っています。
真夏は鶏舎に日陰を作ったり、風通しをよくしたりと、暑さをしのげる環境づくりが欠かせません。逆に冬は、よほどの寒冷地でない限り特別な保温はいらないことが多いようですが、体調管理には引き続き気をつけています。
飼育している烏骨鶏、食べても良い?
烏骨鶏はもともと食用としても飼育されてきた品種なので、一般論としては「食べられない」わけではありません。ただ、名前をつけて家族として迎えた個体をどうするかは、飼い主の考え方次第だと思います。うちの場合は、完全にペットとして家族に迎えているので、食べることは考えていません。この記事を読んでくださっている方の多くも、同じ感覚なのではないかと思います。
まとめ|烏骨鶏は手がかかる。でもペットとしてすごくかわいい

烏骨鶏を迎えて分かったのは、まず「思っていた以上にちゃんとペットだな」ということでした。
- 同じ白い親鳥でも、毎日見ているとちゃんと見分けがつく
- 親鳥は声をかけると寄ってくることがある
- ヒナは簡単には懐かないけれど、少しずつ距離が縮まっている
- 6羽で集まったり、親子3羽ずつに分かれたり、自由に過ごす姿がおもしろい
- 放鳥は楽しい反面、カラスなど外敵への見守りが必要
- 外出時や夜は小屋へ戻す必要があり、思った以上に手がかかる
それでも、庭で草をつつく6羽を眺めたり、草引きをしている私たちの近くへ親鳥が寄ってきたりする時間は、かなり癒されます。
そして8月からは卵も産んでくれるようになりました。最初は自給自足への期待もありましたが、今では卵以上に、コッコちゃん、たまちゃん、4羽のヒナが元気に暮らしていること自体が楽しみになっています。

気づけば、すっかり大所帯になったっす🐾 これからヒナたちがどう育つかも楽しみっすね!
これから烏骨鶏をペットとして迎えようか迷っている方には、「かわいい」だけでなく、毎日の世話や外敵対策、長く飼う責任まで含めて考えてほしいと思います。そのうえで環境が整うなら、烏骨鶏との暮らしは田舎生活の楽しみをかなり増やしてくれました。
鶏小屋を実際に作った費用と手順はこちらです。
あわせて読みたい:鶏小屋の作り方をDIYで実録!設計図なしで作った費用と手順
8月から始まった産卵の記録、普通の卵との味や栄養の違いはこちらにまとめています。
あわせて読みたい:烏骨鶏の卵は普通の卵と何が違う?わが家の産卵記録と実食レポート
柴犬まさる🐾との暮らしはこちらの記事でも紹介しています。
あわせて読みたい:柴犬の散歩時間は?1日何分・何回?散歩行き過ぎのサインもチェック

