「草刈りしてはいけない日ってあるの?」
田舎で暮らしていると、草刈りは「やるか、やらないか」ではなく、いつやるかの問題になってきます。
わが家では刈払機をかなりの頻度で使っています。最近は、1年ほどほったらかしになっていた畑の草刈りもさせてもらうようになりました。
その畑は、最初に入ったときには背の高いチガヤがモリモリ。刈払機を使っても草が絡まり、硬く、想像以上に時間がかかりました。
そこから8月中旬以降、1〜2週間に1回くらいのペースで刈ってみたところ、3回目くらいから驚くほど作業が楽になったんです。
この記事では、「土用だからダメ」という昔からの話と、実際に刈払機を使っていて安全面から避けた方がいいと感じる日を分けて整理します。
あわせて、1年放置されたチガヤだらけの畑を実際に刈って分かった、草刈りを楽にする方法もまとめます。
草刈りしてはいけない日は?私ならこの日は避けます

先に結論です。
暦の上で「絶対に草刈り禁止」という日はありません。ただ、刈払機を使うなら、私は次のような日は無理に作業しません。
- 猛暑の日・日中の暑い時間帯
- 雨が降っている日や、足元がかなり滑りやすい日
- 強風の日
- 体調が悪い日・疲労が強い日
- 人や車が近く、十分な距離を取れないとき
特に夏の草刈りは、「草が一番伸びる時期」と「人間が一番しんどい時期」が重なります。
農林水産省も、近年の高温化を受けて7〜9月を農作業中の熱中症対策を強化する期間としています。草が気になっても、暑い時間に無理して一気に終わらせようとしない方がいいです。
猛暑の日——草より自分の体を優先する
真夏は朝から暑く、少し刈るだけでも汗だくになります。
しかも刈払機は、長袖・長ズボン・手袋・保護具をつけて作業するので、普段より熱がこもります。
私は「今日は危ないな」と感じる暑さなら、朝の短時間だけにするか、別の日に回します。
雨の日・足元が悪い日——刈払機は姿勢を崩す方が怖い
刈払機は刃が高速で回る道具です。
厚生労働省の安全資料でも、足元を安定させること、作業前に石や枝などの障害物を確認すること、草が刃に絡んだときは必ずエンジンを止めることなどが案内されています。
濡れた斜面やぬかるんだ場所では、私は無理をしません。草を刈ることより、足を滑らせないことの方が大切です。
強風の日——飛散物と周囲が気になる
草刈りでは、草だけでなく小石や細かなものが飛ぶことがあります。
風が強い日は、飛んだ草や砂ぼこりも読みにくくなりますし、周囲の音も聞き取りづらくなります。私は風が強い日は、あえて刈払機を使いません。
人や車が近いとき——「今やらない」が一番安全
道路沿いや家の近くを刈るときは、人や車との距離にも気を使います。
厚生労働省の資料でも、刈払機作業では周囲の人との距離を十分取るよう注意されています。
誰かが近くを歩いていたら、いったん止めて通り過ぎるのを待つ。これくらい慎重でいいと思っています。
「土用は草刈りしてはいけない」は本当?
「草刈りしてはいけない日」で検索すると、よく出てくるのが土用です。
土用は夏だけではなく、立春・立夏・立秋・立冬の前に年4回あります。国立天文台によると、それぞれ季節の変わり目の約18日間です。
昔から「土用の期間は土を動かさない方がいい」とされ、草むしりや土いじりを避ける風習があります。
ただし、これは科学的に草刈りが危険だから禁止されているという話ではありません。神社の解説でも、古くからの言い伝えであり科学的根拠があるものではない、とされています。
なので私は、土用だから草刈りをしない、というより、暑さ・天候・足元・体調を見て判断する方を優先しています。
1年ほったらかしの畑は、チガヤでモリモリだった
ここからは、最近わが家で実際にやっている草刈りの話です。
近くに、1年ほどほったらかしになっていた畑がありました。
草はかなり伸びていて、特に目立っていたのが背の高いチガヤです。
チガヤは地下茎で広がる多年草で、刈り取りにもかなり強い植物です。刈ったあとも地下部の養分を使って再び葉を伸ばすため、1回きれいにしただけでは終わりません。
最初の草刈りは、本当に大変でした。

- 背が高く、刈った草が刈払機に絡まる
- 茎や葉が硬く、思ったように進まない
- ナイロンコードを使うと、コード自体が根元から切れてしまうことがあった
- 一度に刈る量が多すぎて、終わりが見えない
「年に1回だけ一気に刈ればいい」と考えると、こういう状態になってから作業することになります。
遠方に住んでいる空き家や土地の所有者が、初夏〜夏に年1回だけ家族や業者を呼んで大掛かりに草刈りしている姿をよく見ます。
何もしないよりずっと良いのですが、実際に一年を通して近くで暮らしていると、「年1回で管理できている」と言うには、草の伸び方はかなり早いと感じます。
持ち主に相談して、こちらで定期的に刈ることにした
そこで土地の持ち主と話をして、わが家の方で時々草を刈らせてもらうことにしました。
その代わり、鶏小屋を置いたり、畑として使ったり、こちらで好きに活用していいという話を口頭でしています。
近所に親戚や知り合いがいて、こういう形で草刈りや土地利用を引き受けてもらえるなら、遠方の土地管理としてはかなり助かると思います。
ただし、土地の使用条件や期間などは後々の行き違いを防ぐため、できれば書面で確認しておく方が安心です。
草刈りを楽にするなら「伸び切る前に刈る」が一番効いた

チガヤは「伸び始めたところで刈る、根から抜ける場所は抜くといい」と聞いたので、広い土地ではまず定期的に短く保つことを試してみました。
8月中旬から、だいたい1〜2週間に1回のペースです。
最初は「また伸びてきた……」という感じでした。
ところが3回目くらいになると、最初の草刈りとはまるで違いました。
- 草丈が低いので刈払機に絡みにくい
- 硬く育つ前に切れる
- 一度に処理する草の量が少ない
- 「大仕事」ではなく、日常の作業に近くなった
もちろんチガヤが消えたわけではありません。まだすくすく伸びてきます。
ただ、以前とは違う葉の広い草も混じるようになってきました。植生が今後どう変わるのかは、もう少し長く見ていきたいと思っています。

高く伸びてから1回やるより、短いうちに何回か刈る方が、うちの畑では圧倒的に楽でした。
2回目で失敗——刈った草をそのままにすると絡んだ
定期的に刈れば全部楽になるかというと、ひとつ失敗もありました。
2回目の草刈りでは、前回切った草が地面に大量に残っていて、それが刈払機に絡んで大変だったんです。
そこで、刈った草は熊手でまとめて、土地の端へ移動させて積むようにしました。
これだけでも、次の草刈りがかなり楽になりました。
刈払機は2万円ほどの25ccを2年使っています

草刈り道具も、値段を調べるとかなり幅があります。
高価な機種になると5万円以上のものも見かけますが、わが家で使っているのはホームセンターで購入した25ccクラス・2万円ほどのエンジン式刈払機です。
かなりの頻度で使っていますが、2年目の今もまだまだ現役です。
もちろん必要な排気量や機種は、土地の広さ、斜面、草の種類、使用時間で変わります。
それでも「高い刈払機でなければ田舎の草刈りはできない」というわけではなく、少なくともわが家の使い方では、このクラスでも十分働いてくれています。
草が絡まったら、必ずエンジンを止める
チガヤのような長い草を刈っていると、刃や周辺に草が巻き付くことがあります。
面倒でも、そのまま手を伸ばして取るのは危険です。厚生労働省も、草やつるが絡まったときはエンジンを止め、刈刃が停止したことを確認してから取り除くよう案内しています。
「あと少しだから」と横着しない。これは刈払機を使ううえで一番大事なことのひとつだと思っています。
結局、草刈りを楽にするのは「いい日を選ぶ+伸ばしすぎない」
草刈りをしてはいけない日を調べると、土用や暦の話がたくさん出てきます。
でも、実際に刈払機を使っている私が一番気にしているのは、暦より暑さ、雨、風、足元、体調、周囲の人です。
そして作業を楽にするという意味では、「何月何日に刈るか」より、伸び切る前にまた刈れるかの方が大きな差になりました。
1年放置した畑を最初に刈った日は、本当に大仕事でした。
でも、1〜2週間おきに刈って3回目くらいになると、同じ土地とは思えないほど作業が軽くなりました。
草刈りを楽にしたいなら、私は高い道具を買う前に、まず「草を伸ばしすぎない頻度で刈れるか」を考えます。
よくある質問
草刈りしてはいけない日は決まっていますか?
法律や科学上、「この日は草刈り禁止」という日が決まっているわけではありません。土用に草刈りや土いじりを控える風習はありますが、私は安全面から猛暑・雨で足元が悪い日・強風・体調が悪い日などを避けています。
また、土用に土を動かさないというのは昔からの言い伝えです。気になる方は避ければよいと思いますが、科学的な危険日という意味ではありません。
草刈りは月に何回くらいすると楽ですか?
土地や草の種類、季節によって違います。わが家で8月中旬からチガヤの多い土地を試したところ、1〜2週間に1回程度で3回ほど刈ると、最初よりかなり楽になりました。ただしこれはわが家の土地での実例で、すべての土地に同じ頻度が適するわけではありません。
刈った草はそのままでもいいですか?
少量ならそのままでも問題にならない場合がありますが、わが家では大量の刈草を残したところ、次回の刈払機に絡んで大変でした。今は熊手でまとめ、作業場所の端へ寄せています。
まとめ——草刈りは「無理をしない日」と「伸び切る前」が大事
- 土用に草刈りを避けるのは昔からの風習で、科学的な禁止日ではない
- 刈払機を使うなら、猛暑・雨で足元が悪い日・強風・体調不良時は無理をしない
- 1年放置したチガヤの畑は、背が高く硬いうえ、絡まりやすく非常に時間がかかった
- わが家では8月中旬から1〜2週間に1回程度刈り、3回目くらいから作業がかなり楽になった
- 刈草を熊手で端へ寄せると、次回の絡まりが減った
- 2万円ほどの25cc刈払機を高頻度で使っているが、2年目も現役
田舎暮らしを始める前は、草刈りなんて「伸びたら刈ればいい」くらいに思っていました。
実際には、伸ばしすぎると一気に大仕事になります。
危ない日はやらない。そして、できる範囲で短いうちに刈る。
今のところ、これがわが家で一番続けやすい草刈りのやり方です。
