「烏骨鶏の卵って、普通の卵と何が違うの?」
値段を見ると、スーパーで売られている卵よりかなり高いものも多く、「そんなに違うの?」と思いますよね。
わが家では2026年6月から烏骨鶏を飼い始め、現在は親鳥2羽とヒナ4羽の6羽と暮らしています。そして8月1日、ついに最初の卵が生まれました。
そこから実際に産卵日を記録してみると、「烏骨鶏は卵をあまり産まない」と言われる理由も、逆に産み始めた時期のペースも、数字で少しずつ見えてきました。

この記事では、烏骨鶏の卵について、次のことをまとめます。
- 普通の卵と比べて、味・見た目・栄養はどう違うのか
- なぜ烏骨鶏の卵は高いのか
- 烏骨鶏は実際にどれくらい卵を産むのか
- わが家の親鳥2羽が8月〜9月上旬に実際に産んだ記録
- どこで買えるのか、値段の目安

最初の1個が生まれた日は、家じゅう大騒ぎだったっす🐾
烏骨鶏をお迎えした経緯や、親鳥のコッコちゃん・たまちゃん、ヒナたちとの暮らしについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
あわせて読みたい:烏骨鶏をペットに迎えた話|6羽と暮らして分かった性格・費用・飼育のリアル
烏骨鶏の卵と普通の卵、何が違う?ひと目で比較
まずは、一般的な鶏卵と烏骨鶏の卵の違いをざっくり比べてみます。

烏骨鶏の卵は小ぶりで産卵数が少ない一方、味を濃厚に感じ、白身の弾力も強めでした。栄養は一部項目でやや多いものの、普通の卵を圧倒するほどではありません。
おすそ分けしたご近所さんからも「濃厚で美味しかったよ!」と評判は良かったです。
烏骨鶏の卵はなぜ高い?一番の理由は産卵数の少なさ
烏骨鶏の卵が高価になる大きな理由は、シンプルに卵を産む数が少ないことです。
一般的な採卵用の鶏には、年間250〜300個以上を産む系統もあります。
一方、烏骨鶏は一般的な個体で年間40〜80個程度とされることが多く、採卵鶏と比べるとかなり少なめです。
ただし、ここは少し注意が必要です。烏骨鶏でも系統や飼育環境によって産卵数にはかなり差があり、改良された系統では100個を超えたり、170〜190個程度という例も紹介されています。
つまり「烏骨鶏なら必ず年○個」と言い切れるものではありません。それでも、一般的な採卵鶏より産卵数が少ない個体が多いことが、卵の希少性と価格につながっています。
抱卵すると、しばらく卵を産まなくなる
烏骨鶏の産卵数が少ない背景には、抱卵する本能が強いことも関係しています。
ある程度卵を産むと、卵を温める「抱卵」に入り、その間は新しい卵をほとんど産まなくなります。
- 卵を何個か産む
- 抱卵に入って卵を温める
- 抱卵・育雛中は産卵を休む
- しばらくすると、また産卵を再開する
わが家で烏骨鶏をお迎えした日、コッコちゃんはヒナが生まれた次の日で、たまちゃんは卵をあたためだした頃でした。6月27日にその卵からヒナが孵化し、育児期間を経て、8月に入ってから、コッコちゃんの産卵が再開しています。たまちゃんはさらに半月ほどしてから、産卵するようになりました。
【実録】わが家の烏骨鶏はどれくらい卵を産んだ?
ここからは、一般論ではなくわが家の実際の記録です。
親鳥は2羽いて、現在は「コッコママ(コッコちゃん)」と「タマゴママ(たまちゃん)」と呼んでいます。
6月12日にわが家へお迎えし、6月27日にたまちゃんが温めていた卵からヒナが孵化。そして8月1日、ついにお迎え後初めての卵を確認しました。

最初の卵を見つけた時は、本当にうれしかったです。
「烏骨鶏って、本当に卵を産むんだなあ」と、当たり前のことなのに妙に感動しました(笑)。
翌8月2日には、さっそく2個目も確認。

8月の産卵記録——後半は1日2個の日も
記録できている範囲では、8月は次のようなペースでした。
- 8/1:1個
- 8/2:1個
- 8/4:1個
- 8/6:1個
- 8/8・8/9・8/11:各1個
- 8/16・8/17・8/19・8/20:各1個
- 8/21:2個
- 8/22・8/23・8/24:各1個
- 8/25・8/26・8/27:各2個
- その後も月末まで、ほぼ毎日1個前後を確認
途中、記録があいまいな日もあるので「8月は合計○個」と厳密な数字までは出していません。
ただ、体感としては1羽あたり3日に2回くらいのペースで産んでいる印象です。後半になると2羽とも産む日が増え、1日に2個見つかる日も続くようになりました。

9月に入っても産卵は継続中
9月に入ってからも産卵は続いています。
9月1日・2日は、それぞれ2個ずつ確認できました。
もちろん、このペースが一年中続くとは考えていません。季節、気温、抱卵、換羽、体調などで変化していくはずなので、これからも記録を続けていきます。
「烏骨鶏は年40〜80個」と数字だけを見るより、実際に毎日小屋をのぞいて「今日は1個」「今日は2個」と記録してみると、産卵にはかなり波があることがよく分かります。
卵をおすそ分けできるようになったのもうれしい
8月4日、6日にも卵を産んでくれたので、いつもお世話になっている近所の方へおすそ分けしました。
田舎暮らしをしていると、ご近所さんから野菜などをいただくことがあります。以前はそのお返しにお土産を買って渡していたのですが、「買ってお返しなんてしちゃいかんよ〜」と言われることもありました。
それが今回、ようやく自分たちの家で生まれたものを渡せるようになりました。
「ありがとね〜!卵ご飯にして食べるよ!」と喜んでもらえたのも、烏骨鶏を飼い始めてよかったなと思えた出来事のひとつです。
烏骨鶏の卵の味は?普通の卵と食べ比べてみた
烏骨鶏の卵は、一般的な卵よりやや小ぶりです。わが家の卵は、うすいピンクがかったクリーム色をしています。

記念すべき最初の卵は、目玉焼きにして食べました。比較しやすいように、普通の卵も一緒に焼いています。

割ってみて印象に残ったのは、次の3点です。
- 殻が普通の卵より固め
- 黄身は淡い黄色だった
- 白身の弾力が強く、フライパンに落としてもぷっくり盛り上がる

味は「濃厚で美味しい!」——家族や周囲にも好評
最初に烏骨鶏の卵だけを食べた時は、正直そこまで大きな違いが分かりませんでした。
ところが、普通の卵と交互に食べ比べてみると印象が変わりました。
烏骨鶏の卵の方が、味が濃く、コクを感じます。
「あら、濃厚で美味しい!」
と、かなり好評でした。
近所の方や友人に食べてもらっても、「濃厚で美味しい」と言ってもらえることが多く、わが家だけの感想ではなさそうです。
もちろん味の感じ方には個人差があります。それでも、わが家では普通の卵と食べ比べることで、味の違いをはっきり感じました。

味ももちろんですが、毎日お世話している烏骨鶏が産んでくれた卵という特別感は格別です。これは買った卵では味わえない部分ですね。
近所の方で、昔烏骨鶏を飼っていた方から教えていただいたのですが、「滋養強壮に良い!」と評判で、わざわざ遠くから買いに来るお客さんもいたそうです。
さらに「アトピーが良くなった!」と、健康面で期待して購入するお得意さんもいたそう。
嫁さんもアトピー気味なので、烏骨鶏が家に来てくれたのも、神様のめぐり合わせなのかも…!とちょっとだけ、効果を期待して、頂くようにしています。
もちろん健康効果を保証する話ではありませんが、烏骨鶏の卵が昔から特別なものとして扱われていたことが伝わる、印象的な話でした。
烏骨鶏の卵の栄養は?普通の卵と数字で比較
烏骨鶏の卵は「栄養価が高い」とよく言われます。
そこで、烏骨鶏の卵として公開されている成分値と、文部科学省の一般的な鶏卵の成分値を並べてみました。
| 栄養素(100gあたり) | 烏骨鶏の卵 | 普通の卵(鶏卵) |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 12.0g | 12.2g |
| 脂質 | 13.0g | 10.2g |
| ビタミンB2 | 0.32mg | 0.37mg |
| ビタミンB12 | 1.1μg | 1.1μg |
| 鉄分 | 2.2mg | 1.5mg |
| カルシウム | 53mg | 46mg |
烏骨鶏の卵:東京烏骨鶏 有精卵 STORE公式FAQ/普通の卵:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
数字を見ると、「普通の卵を圧倒するほど栄養価が高い」というわけではありません。
- 鉄分は烏骨鶏の卵の方が多い(2.2mg vs 1.5mg)
- カルシウムもやや多い(53mg vs 46mg)
- たんぱく質とビタミンB12はほぼ同程度
- ビタミンB2は普通の卵の方がやや多い
- 脂質は烏骨鶏の卵の方が多い
「希少な卵だから栄養も何倍もすごい」というイメージを持ちやすいですが、数字を見る限り、項目によって少し違いがあると考えるのが素直だと思います。
健康効果を期待して食べるというより、わが家では希少な卵そのものの味や、飼育しているからこその体験を楽しむ方がしっくりきています。
烏骨鶏の卵はどこで買える?値段の目安
烏骨鶏の卵は、産直サイト、通販サイト、一部の専門店や百貨店などで販売されています。
販売元によってかなり差がありますが、通販では1個160〜200円程度から見つかることがあり、商品によっては1個500円前後になる例もあります。
一般的な鶏卵と比べると高いですが、実際に烏骨鶏を飼い、卵を産まない期間や産卵数の少なさを見ていると、価格が高くなる理由には納得できます。
烏骨鶏の卵についてよくある質問
烏骨鶏の卵は生で食べても大丈夫?

販売されている卵なら、まずは販売元の保存方法や生食期限の表示に従ってください。
一方、自家飼育の卵は、市販品のような洗卵・選別・衛生管理を経ていません。わが家でも生で食べることはありますが、市販の卵と同じ前提では考えないようにしています。
体調に不安がある方、高齢者、妊娠中の方、小さなお子さんなどは、十分に加熱して食べる方が安心です。
烏骨鶏の卵は青い?
わが家の烏骨鶏が産む卵は、うすいピンクがかったクリーム色で、青くありません。
青い卵で知られている鶏には「アローカナ」など別の品種があります。
烏骨鶏の卵の賞味期限はどれくらい?
購入した卵については、販売元が表示している賞味期限・保存方法に従うのが確実です。
自家飼育の卵は、市販品とは衛生管理の条件が違うため、一律に「何日まで大丈夫」とは書けません。わが家では採卵後できるだけ早く冷蔵し、状態を確認しながら使っています。
烏骨鶏はいつから卵を産む?
ひなから育てた場合、産卵開始時期には個体差があります。
わが家の場合は、すでに成鳥だった親鳥を譲ってもらったため、「初めて産んだ時期」ではなく、抱卵・育雛で休んでいた後の産卵再開でした。
6月12日にお迎えし、6月27日にヒナが孵化。そして8月1日に最初の卵を確認しているので、孵化から約1か月で産卵が再開したことになります。
烏骨鶏は毎日卵を産む?
少なくとも、わが家の2羽は毎日必ず1羽1個ずつ産むわけではありません。
1個だけの日、2個の日、産まない日があります。8月後半はかなり頻繁に産みましたが、今後も同じペースが続くとは限りません。
この「毎日決まって産むわけではない」というところも、烏骨鶏の卵が希少になる理由のひとつだと、実際に飼ってみて感じています。
まとめ——烏骨鶏の卵は「希少さ」と「実際の味」が魅力
- 烏骨鶏は一般的な採卵鶏より産卵数が少なく、卵が希少になりやすい
- 抱卵・育雛に入ると、しばらく産卵を休む
- わが家では8月1日に産卵再開を確認し、8月後半には1日2個の日も増えた
- 普通の卵と食べ比べると、わが家では烏骨鶏の方を「濃厚で美味しい」と感じた
- 栄養は一部項目でやや多いが、「圧倒的に違う」とまでは言いにくい
- 通販などでは1個160〜500円程度の例があり、一般的な卵より高価
以前は、お店で烏骨鶏の卵を見ても「どうしてこんなに高いんだろう?」と思っていました。
でも実際に飼ってみると、抱卵中はまったく産まなかったり、ようやく産み始めても毎日同じ数ではなかったりと、卵1個のありがたみがよく分かります。
そして、普通の卵と食べ比べてみると、味も濃厚で美味しい。
「希少だから高い」だけではなく、毎日世話をして待った先に生まれる1個だからこそ、特別に感じる。今のところ、これがわが家で烏骨鶏の卵を食べてみた一番素直な感想です。


これから季節が変わると、卵の数もどう変わるのか楽しみっすね🐾
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