冬になると、プロパンガス代が急に高くなって驚いたことはありませんか?
特に田舎の戸建てでは、都市ガスではなくプロパンガスの家が多く、冬の請求が2万円、3万円、場合によっては4万円近くになることもあります。
ただし、プロパンガスの家がすべて同じように高いわけではありません。
大きく違うのは、ガスを何に使っているかです。
- ガス調理器だけの家
- ガス給湯器まで使う家
- ガスヒーターまで使う家
この3つでは、真冬のガス代も、見直し効果もまったく違います。

わたし自身、これまで田舎の家で、ガス調理器だけの家、給湯器までガスの家、ガスヒーターまで使う家の3パターンに実際に住んできました。
この記事では、真冬1か月分の「暖房費+お風呂+調理」の光熱費を、設備別に試算してみます。
冬にプロパンガス代が高くなる家・高くなりにくい家がある
プロパンガス代が高くなるかどうかは、ガス会社の単価だけでなく、家の設備によっても変わります。
料理だけにガスを使う家なら、使用量は月1㎥前後で済むこともあります。この場合、ガス会社を見直しても節約額はそこまで大きくありません。
一方で、給湯器までプロパンガスを使う家では、使用量が月10〜15㎥ほどになることがあります。さらに、ガスヒーターまで使う家では、月40〜50㎥になることもあります。

ガスを「料理だけ」に使う家と、「お風呂・暖房」にも使う家では、見直し効果がまったく違うっすね🐾
【まず結果】設備別・真冬1か月の光熱費比較

真冬1か月の「暖房費+お風呂+調理」の光熱費を、設備別に試算するとこうなります。
| 家のタイプ | 高めの契約のまま | 適正価格なら | 差額 | 見直し効果 |
|---|---|---|---|---|
| ガスヒーターまで使用 | 38,620円 | 20,320円 | 18,300円 | ☆☆☆ 絶対やるべき |
| ガス給湯器あり | 29,196円 | 21,896円 | 7,300円 | ☆☆ やる価値あり |
| ガス調理器のみ | 24,304円 | 23,164円 | 1,140円 | ☆ 効果は薄い |
| オール電化 | 24,800円 | 24,800円 | 0円 | なし |
最も差が大きいのは、ガスヒーターまで使う家です。高めの契約と適正価格では、真冬1か月だけで約18,300円の差が出ます。
次に差が大きいのは、ガス給湯器を使っている家です。こちらも1か月で7,300円の差が出るため、十分に見直す価値があります。
試算方法|真冬1か月・多めの使用量で計算
今回は、田舎の戸建て・2人暮らしを想定し、真冬1か月分で試算しています。
- 比較するのは暖房費+お風呂+調理の光熱費のみ
- 水道、照明、冷蔵庫、洗濯機などの生活電力は含めない
- 電気代は1kWhあたり31円
- 灯油代は1Lあたり約149.4円
- プロパンガスは高めの契約と適正価格で比較
プロパンガスの料金は、わたしが実際に経験した料金をもとに、次のように置いています。
| 項目 | 高めの契約 | 適正価格の想定 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 2,200円/月 | 1,500円/月 |
| 従量料金 | 740円/㎥ | 300円/㎥ |
使用量の前提は次の通りです。
| 家のタイプ | 電気の使用量 | 灯油の使用量 | プロパンガスの使用量 | 主な使い道 |
|---|---|---|---|---|
| ガスヒーターまで使用 | 月220kWh | 0L | 月40㎥ | 給湯・調理・暖房をプロパンガス中心で使う想定 |
| ガス給湯器あり | 月320kWh | 月40L | 月15㎥ | 暖房はエアコン+灯油、給湯と調理はプロパンガス |
| ガス調理器のみ | 月400kWh | 月60L | 月1㎥ | 暖房はエアコン+灯油、給湯は灯油、ガスは調理のみ |
| オール電化 | 月800kWh | 0L | 0㎥ | 暖房・給湯・調理をすべて電気でまかなう想定 |
実際の金額は、地域の寒さ、家の断熱性、家族人数、入浴時間、暖房の使い方で変わります。あくまで、設備ごとの違いを見るためのモデルケースです。
ガスヒーターまで使う家は特に要注意
冬のプロパンガス代で最も注意したいのが、ガスヒーターまで使っている家です。
料理、お風呂、暖房までプロパンガスに頼ると、真冬の使用量は一気に増えます。今回の試算では、月40㎥使用として計算しました。
- ガス代(高めの会社):31,800円
- ガス代(適正価格の会社):13,500円
- 差額:18,300円
電気代6,820円を含めると、真冬1か月の合計は38,620円 → 20,320円になります。

ここまで差が出るなら、ガス会社の見直しは「やった方がいい」ではなく、ほぼ必須レベルっす!🐾
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給湯器がある家も、見直し効果はかなり大きい
次に見直し効果が大きいのが、ガス給湯器を使っている家です。
料理だけならガス使用量は少なく済みますが、お風呂や洗い物にガスを使うと、一気に使用量が増えます。今回の試算では、月15㎥使用として計算しました。
- ガス代(高めの会社):13,300円
- ガス代(適正価格の会社):6,000円
- 差額:7,300円
電気代と灯油代も含めた真冬1か月の合計は、29,196円 → 21,896円です。
1か月で7,300円違うなら、真冬の数か月ではかなり大きな差になります。ガス給湯器を使っている家は、見直す価値が十分あります。
ガス調理器のみなら、見直し効果は小さめ
一方で、ガスを料理だけに使っている家は、見直し効果は小さめです。
今回の試算では、ガス使用量を月1㎥としました。
- ガス代(高めの会社):2,940円
- ガス代(適正価格の会社):1,800円
- 差額:1,140円
電気代と灯油代も含めた真冬1か月の合計は、24,304円 → 23,164円です。
安くなるのは確かですが、このタイプでは、ガス会社変更よりも灯油や電気の使い方を見直した方が効果を感じやすいかもしれません。
オール電化はガス見直し効果なし。比較対象として参考まで
オール電化の家は、そもそもプロパンガスを使っていないため、ガス会社の見直し効果はありません。
今回の試算では、暖房・給湯・調理に使う電気を月800kWhとしました。
31円/kWhで計算すると、真冬1か月の光熱費は24,800円です。
オール電化は家計管理がシンプルな一方で、古い家や断熱性の低い家では、冬の電気代が重くなることがあります。
うちはどのタイプ?確認するポイント
自分の家がどのタイプか判断するには、次の3つを確認してください。
- お風呂のお湯は何で沸かしているか
- 暖房はエアコン・灯油・ガスのどれが中心か
- 冬のプロパンガス使用量が何㎥になっているか
特に見るべきなのは、冬のガス使用量です。
- 月1㎥前後:調理中心。見直し効果は小さめ
- 月10〜15㎥:給湯器あり。見直し効果あり
- 月40㎥以上:暖房までガス。すぐ見直し候補
冬の請求書に使用量が書かれているので、まずはそこを確認してみてください。
【まとめ】冬のプロパンガス代は、設備と契約単価で大きく変わります
冬のプロパンガス代は、単に「田舎だから高い」「プロパンだから高い」だけではありません。
大きく差が出るのは、ガスを何に使っているかです。
- ガス調理器のみ:見直し効果は小さめ
- ガス給湯器あり:見直し効果は大きい
- ガスヒーターまで使用:見直し効果は絶大
特に、給湯器やガスヒーターまでプロパンガスを使っている家なら、ガス会社を適正価格に見直すだけで、真冬1か月でも大きな差が出る可能性があります。

「うちのガス代、高すぎるかも」と思った方は、まず冬の使用量と単価を確認っす!🐾
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