「鶏小屋って、自分で作れるの?」
結論から言います。最初は市販のキットでいいです。増えたら作ればいい。これがうちの結論です。
うちは烏骨鶏を飼い始めたとき、Amazonで3〜4羽用の小型鶏舎を買いました。それで十分だと思っていたら、まさかの展開で烏骨鶏が一気に6羽に増え、鶏舎が完全に手狭になりました。そこから、設計図もなしにYouTubeを見あさりながら、材木店とホームセンターで材料をかき集めて鶏小屋を新築した、というのがこの記事の実録です。
費用、手順、失敗ポイントまで、できるだけ正直に記録しておきます。

気づいたら鶏舎の住人が2倍っす🐾 うちの一家、いつも計画通りにいかないっすよね!
そもそも烏骨鶏を飼い始めた経緯は、こちらの記事にまとめています。
あわせて読みたい:烏骨鶏をペットに迎えた話|飼育の準備・費用・寿命まで正直レポ
市販キットの実力と限界——最初はこれで十分だった
5月29日、Amazonで3〜4羽用の小型鶏舎(27,671円)を購入しました。注文の翌日に届き、半日ほどで組み立て完了。正直、この規模で飼うなら市販キットで十分だと思います。工具も最低限で済みますし、何より「その日のうちに小屋がある」という安心感が大きいです。

この小型鶏舎の限界がはっきりしたのは、2週間も経たないうちでした。6月11日、烏骨鶏を飼っている友人から「ひなが生まれた」と連絡があり、翌12日に烏骨鶏をいただくことに。当初は親鳥1羽とひな2羽の予定だったのですが、「生まれる瞬間にも立ち会ってみてもらいたい」と、卵を温めているもう1羽の親鳥まで一緒にいただくことになりました。無事に孵化すると合計6羽——3〜4羽用の鶏舎では、明らかにキャパオーバーです。

ちなみにこの小型鶏舎、廃棄はせず今も現役です。抱卵期に1羽だけ隔離したいときの「個室」として温存しています。市販キットは羽数が増えても、こういう形で無駄にならないのは地味に助かるポイントです。
DIYを決めた理由——設計図はなかった

6羽用の鶏舎を新たに買うか、自分で作るか。結果的に「作る」を選びました。理由は単純で、6羽が余裕を持って過ごせるサイズの既製品は選択肢が少なく、サイズが合っても割高だったからです。
ただし正直に言うと、きちんとした設計図を用意して作ったわけではありません。YouTubeでいろいろな鶏小屋のDIY動画を見あさり、「これなら真似して作れそうだ」という形を選んで見よう見まねで進めた、というのが実態です。日曜大工の経験が豊富だったわけでもないので、ここから先は「完璧な作り方」ではなく「素人が実際にどう進めたか」の記録として読んでください。
材料と費用——木材より鍵の方が高かった
材料調達でまず驚いたのが、ホームセンターと地域の材木店で木材の値段を比較したときの差です。相見積もりを取ったところ、材木店の方が安く済むことがわかり、そちらで購入しました。田舎ならではの選択肢かもしれません。
| 購入日 | 品目 | 購入先 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 5/29 | 小型鶏舎キット(3〜4羽用) | Amazon | 27,671円 |
| 6/17 | 木材一式 | 地域の材木店 | 28,000円 |
| 6/18 | ねじ・屋根の波板・針金フェンス10m | ホームセンター | 16,712円 |
| 7/1 | 蝶番・南京錠 | ホームセンター | 4,384円 |
新築部分(木材・ねじ類・鍵)の合計は49,096円。最初の小型鶏舎キットと合わせると、鶏舎まわりの総額は約76,767円になりました。

正直、蝶番と南京錠だけで4,384円は想定外でした。木材より金物の方が高くつくとは思っていなかったです。


組み立ての手順——約半月がかりの記録
6月18日に組み立てを開始しましたが、この日はいったん中断。YouTubeで作り方の動画を見ながら、真似できそうな形を固めるところからやり直しました。実質的な作業日は、天候にも左右されながら約2週間です。
※地域の特定を避けるため、背景を毎回CGで変更していますのでご了承ください。
土台と枠組み(6/22)
午前中2時間ほどの作業を数日繰り返すペースで進めました。まずは土台になる大きな木材を組み立てます。

屋根(6/23)
枠が組み上がった状態から、午前の作業で屋根を途中まで進めました。


ちょうどこの頃、うれしいハプニングがありました。6月27日、抱卵していたもう1羽の親鳥(うちでは「卵ママ」と呼んでいます)のひなが孵化。抱卵の姿勢のまま、ひなを大事に抱えて動かない様子に感動して、写真を撮り忘れるという失態も犯しています。翌28日には、生まれたばかりのひなが早くも元気に歩き回っていました。

壁と金網張り(6/28〜6/30)
用事や雨で作業できない日を挟みながら、背面の壁面下部、側面の壁、金網の張り付けと進めていきます。ここが一番地味で時間のかかる工程でした。



仕上げと運用開始(7/1〜7/4)
7月1日、壁上部の金網が完成し、残るは扉だけというところまで来ました。同じ日、鍵まわり(蝶番・南京錠)を購入しています。そのあと2日ほど雨で作業ができず、扉が未完成のまま「内覧会」を実施。試しに烏骨鶏を入れてみると、意外と落ち着いていて、まんざらでもない様子でした。床には腐葉土と米ぬかを投入しています。


扉が未完成の状態でも、木材で押さえて小屋として運用を開始しました。そして7月4日、ようやく扉を取り付けて完成です。木材の購入からここまで、約2週間半かかりました。

作ってみてわかったこと
- 金物代を見くびっていた——蝶番と南京錠だけで4,384円。木材より高くつく品目があることを想定していませんでした
- 天候で工期は簡単に伸びる——雨の日は作業を丸ごと中断。木材を濡らさないためのブルーシート養生も地味に手間でした
- 扉が一番後回しになりがち——壁・屋根・金網まで終えても、扉だけ残って未完成のまま運用開始、というのはDIYあるあるかもしれません
- 南京錠と全面の金網張りは対策として効いている——きっちり施錠できて、隙間なく金網を張ったことで、今のところ外部からの侵入トラブルはありません
完成後の様子です。ひなたちもすっかり元気に育っています。


不格好でも、住めば愛着わくもんっす🐾 完璧な設計図がなくても何とかなるっすよ!
よくある質問
鶏小屋のDIY、費用はどれくらいかかりますか?
うちの場合、6羽用に新築した部分(木材・ねじ類・鍵)で約49,000円でした。最初に買った3〜4羽用の市販キット(約27,000円)と合わせると、鶏舎まわり全体で約77,000円です。木材の調達先(ホームセンターか材木店か)や小屋のサイズで金額は変わるので、あくまで一例として参考にしてください。
DIY未経験でも1人で作れますか?
うちは設計図もなく、YouTubeを見ながらの見よう見まねでしたが、1人で完成させました。ただし、1日で終わる作業ではありません。天候にも左右されながら、実質2週間半ほどかかっています。「休日にコツコツ進める」くらいの気持ちで臨むのがおすすめです。慣れた人が手伝ってくれるなら、その方が早く確実に進むと思います。
鶏小屋は1羽あたりどれくらいの広さが必要ですか?
国際的な動物福祉団体の推奨としては、1羽あたり0.1〜0.15㎡程度以上が一つの目安とされています。趣味規模の飼育では、坪あたり6〜15羽程度(1羽あたり0.22〜0.55㎡程度)を目安にしている飼育者もいるようです。ただし日本には法的な統一基準があるわけではなく、鶏種や飼育環境によっても適切な広さは変わります。心配な場合は、家禽の飼育経験者や獣医に相談することをおすすめします。
市販キットとDIY、結局どちらがいいですか?
羽数が少ないうちは市販キットで十分だというのが、うちの実感です。届いたその日〜翌日には運用できるスピード感は大きなメリットです。羽数が増えてサイズが合わなくなったら、そのときにDIYを検討する——うちのように「最初はキット、増えたら手作り」という段階的な進め方が、費用も手間も無理がないと思います。
まとめ——最初はキットでいい、増えたら作ればいい
- 3〜4羽用の市販キットは、その日のうちに使える手軽さが最大のメリット
- 羽数が急増してキットが手狭になり、6羽用の鶏小屋をDIYで新築
- 設計図なし・YouTube見様見真似でも、1人で約2週間半で完成できた
- 費用は新築部分だけで約49,000円。金物代を見くびらないよう注意
- 使わなくなった小型キットも、抱卵期の隔離用として今も現役
鶏小屋のDIYは、想像より時間もお金もかかりますが、「完璧じゃなくても、住めば愛着がわく」というのが正直な感想です。これから烏骨鶏や鶏を飼おうとしている方の参考になれば嬉しいです。
あわせて読みたい:烏骨鶏をペットに迎えた話|飼育の準備・費用・寿命まで正直レポ
あわせて読みたい:烏骨鶏の卵はなぜ高い?(作成予定です)
あわせて読みたい:田舎移住まとめ
