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二拠点生活で後悔したこと——費用・手間・管理の現実と、それでも続ける理由

移住の失敗から学ぶ

「二拠点生活って憧れるけど、実際どうなの?」

正直に言うと、楽しいことばかりではありません。後悔したことも、しんどいと感じたこともたくさんあります。

わたしはこれまで田舎の中古住宅を4軒購入し、現在は二県をまたいで「山奥ハウス」と「海ちかハウス」を行き来しています。片道4時間の移動をしながら、嫁さんと柴犬まさる🐾と一緒に、二拠点生活を続けています。

この記事では、二拠点生活で後悔したこと・しんどいこと・それでも続ける理由を、包み隠さず書きます。始める前に知っておいてほしいことが、たくさんあります。

田舎の古民家の前で、夫婦と柴犬が車に荷物を積み込み、二拠点生活の準備をしているイラスト
まさる🐾
まさる🐾

ボクは、片道4時間のドライブも途中のドッグランも楽しんでるっす🐾 でもご主人はけっこうしんどそうっすよ!

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二拠点生活で後悔したこと——正直に全部書きます

支出が増える——「2倍」ではないが、確実に増える

「2軒分の費用がかかる」とわかっていても、実際に請求書が来ると改めてしんどいです。固定資産税・火災保険料・光熱費・プロパンガスが2軒分発生します。

ただし正確に言うと「2倍」にはなりません。少ない方の拠点は使用頻度が低いので、光熱費などは通常の半分以下に抑えられます。

費用項目メイン拠点(月)サブ拠点(月)合計(月)
プロパンガス約10,000円約2,500円約12,500円
電気代約5,000円約2,000円約7,000円
水道代通常半分以下1軒より増える
食費意外とほぼ変わらないが管理の手間は2倍

プロパンガスは会社によって料金差が大きく、2軒分をそれぞれ見直すだけで年間数万円変わることがあります。

あわせて読みたい:田舎のプロパンガス代を年間10万円下げた方法——失敗しない会社の選び方

家具・家電等を2セット揃える必要がある

二拠点生活で必要な荷物や家電を前に、夫婦と柴犬が準備に悩んでいるイラスト

冷蔵庫・洗濯機・炊飯器・布団・調味料など、生活に必要なものは基本的に2軒分必要になります。

中古や安いもので揃えるにしても、初期費用はかかります。

「あっちに置いてきた」「こっちにない」という状況が最初のうちは頻発します。慣れるまでに時間がかかりますし、荷物の管理が意外と手間です。

ちくちく
ちくちく

お客さん用の布団や、余った食器や家具を二拠点で分けて使ってますが、洗濯機や冷蔵庫は新たに購入しました。二拠点生活のスタート時は特に出費が大きかったですね。

往復の移動が体力と家計を削る

わたしの場合、2拠点間の移動は片道4時間です。月に数回往復するだけでも、移動だけでかなりの時間と体力を使います。

移動距離が長いほど、ガソリン代や高速道路代も増えます。荷物を積んで移動することも多いので、「ちょっと遊びに行く」というより、毎回ちょっとした引っ越しのような感覚です。

荷物を積んだ車で休憩しながら、夫婦と柴犬が二拠点の間を移動しているイラスト

今は山奥ハウス側で仕事をすることが多く、海ちかハウスへは月に1回、2〜3泊で出かける形が中心です。余裕があるときは4泊ほどして、旅行と生活の中間のような時間を過ごしています。

ちくちく
ちくちく

リモートの仕事なら、もう少し二拠点生活を満喫できるかな?と現在模索中です。

2軒分の管理・草刈り・メンテナンスが続く

田舎の家は放置するとすぐに草が伸び、家が傷みます。2軒分の草刈り・通水・点検・修繕が定期的に発生します。

片方の拠点を長期間空けるときは、近隣への配慮も必要です。「ちゃんと管理している家」という印象を保つことが、地域との関係を良好に保つためにも重要です。

豪雪地帯の冬は、ひときわしんどい

雪が積もった山奥の家の前で、夫婦と柴犬が冬の二拠点生活の大変さを感じているイラスト

山奥ハウスは豪雪地帯のため、冬の管理が特に大変です。雪かき・凍結防止・暖房費の増加が一気に重なります。長期間空けるときは水道管や給湯器の凍結対策も必要で、気を抜けない季節です。

二拠点生活、向いている人・向いていない人

向いている人

  • その土地・その環境が純粋に好きな人
  • 移動や管理を「面倒」より「楽しみ」と感じられる人
  • 財布に余裕があり、多少の出費増を受け入れられる人
  • 旅行感覚・非日常を日常に取り込みたい人
  • リモートワークや自営業で、場所を選ばない働き方ができる人

向いていない人

  • 「節約したい」が主な動機の人——トータルコストは増える
  • 移動や管理の手間がストレスになる人
  • 資金に余裕がない状態で始める人
  • どちらかの拠点に「住まわされている感」がある人
  • 体力的に移動が負担になっている人
ちくちく
ちくちく

自分は「向いている人」の条件に当てはまっていると思いたいですが、冬の雪かきの朝だけは少し自信がなくなります(笑)。

それでも二拠点生活を続ける理由

後悔したことをたくさん書きましたが、それでも続けています。理由はシンプルです。

「他を削っても楽しいと感じられるかどうか」——これが大きな判断基準だと思っています。

海に近い田舎道を、夫婦と柴犬が気持ちよさそうに散歩しているイラスト

海ちかハウスで潮風を感じながらまさる🐾と歩く朝の散歩、山奥ハウスの小さな畑で手をかけるほど育ってくれる野菜やお花。どちらも「ここに来て良かった」と素直に思える時間があります。

旅行感覚で楽しめること、もう一つの土地を拠点に観光できること、ホテル代が不要なこと。移動先での生活が「旅行と日常のあいだ」になって、人生のアクセントになっています。

やることが多いぶん、外食や買い物に出かける時間は意外と減りました。移動費や維持費は増えますが、そのぶん日々の無駄遣いには敏感になります。

「お金はかかるけど、使い方には慎重になる」。これも、二拠点生活をしてみて感じた意外な変化です。

嫁さん
嫁さん

移動の日はちょっと大変だけど、着いた先でのんびりできる時間があるから続けられてる気がします。どちらの家も「自分たちの家」っていう安心感がいいですね。

後悔しないために——始める前に知っておいてほしいこと

まず1泊2日から試す——買う前に借りる

憧れだけで動くと後悔します。その土地に実際に泊まり、季節を変えて複数回訪れてみてください。

「夏は最高だけど冬は無理、寒すぎる!」という感覚は、体験してみないとわかりません。

月のトータルコストを正直に計算する

ローンや家賃だけでなく、光熱費・交通費・管理費・修繕積立も含めて月にいくらかかるかを先に計算してください。「思ったより高かった」という後悔の多くは、ここを曖昧にしたまま始めた結果です。

お金に余裕がない状態では始めない

正直、二拠点生活は「節約のための賢い選択」ではありません。トータルの支出は1軒暮らしより増えます。生活費に余裕がある状態で始めることが、長続きする最低条件です。

まさる🐾
まさる🐾

「なんとかなる」で始めると、なんとかならないことが多いっす🐾 余裕を持って始めるのが鉄則っすよ!

まとめ——後悔も含めて、これが今の自分の選択

二拠点生活は、費用・手間・体力のすべてで1軒暮らしより負担が増えます。それは本当のことで、後悔したポイントもたくさんあります。

それでも続けているのは、どちらの家にいても「ここに来て良かった」と思える瞬間があるからです。後悔と満足が両方あるのが、二拠点生活のリアルだと思っています。

始める前に現実のコストと手間を知ったうえで、それでも「やってみたい」と思えるなら、きっと楽しめます。

まさる🐾
まさる🐾

ボクはどっちの家も大好きっす🐾 ご主人も嫁さんも、結局楽しんでるっすよね!

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