「二人暮らしでプロパンガス代が1万円って高いの?」
「夫婦二人だけなのに、冬のガス代が2万円を超えるのは普通?」
プロパンガスの家に住んでいると、こんな疑問が出てきますよね。
わたしは田舎の中古住宅を4回購入し、ずっと夫婦二人暮らしで生活してきました。しかも、日中ほとんど家にいない生活ではなく、在宅時間が長めの暮らしです。
なので、子どもが独立したあとの夫婦二人暮らしや、リタイヤ後の田舎暮らしにかなり近い生活実感があります。
結論から言うと、二人暮らしのプロパンガス代は、「人数」よりも「ガスを何に使っているか」で大きく変わります。
調理だけなら月1㎥前後でも暮らせます。ところが、給湯器やガス暖房までプロパンガスを使うと、月15㎥、冬には40㎥以上になることもあります。
この記事では、夫婦二人暮らしの実体験をもとに、プロパンガス代がいくらなら高いのか、どこから見直すべきなのかをまとめます。

二人暮らしでも、料理だけガスコンロ(他は灯油や電気)なのか、お風呂もガス給湯器なのかで全然違うっす🐾
【まず結論】二人暮らしのプロパンガス代は、使い道で全然違います
二人暮らしのプロパンガス代は、家族人数だけでは判断できません。
大事なのは、プロパンガスを何に使っているかです。
| 使い方 | 月の使用量目安 | 高めの契約 | 適正価格 | 判断 |
|---|---|---|---|---|
| 調理のみ・節約(電気圧力鍋等活用)あり | 0.5〜1㎥ | 約2,570〜2,940円 | 約1,650〜1,800円 | かなり少ない |
| 調理のみ・普通に自炊 | 2〜3㎥ | 約3,680〜4,420円 | 約2,100〜2,400円 | まだ大きな差は出にくい |
| ガス給湯器あり | 10〜15㎥ | 約9,600〜13,300円 | 約4,500〜6,000円 | 見直し効果あり |
| ガス暖房あり | 40〜50㎥ | 約31,800〜39,200円 | 約13,500〜16,500円 | 見直し効果大 |
この表で見てほしいのは、二人暮らしだから安いとは限らないということです。
調理だけなら月数千円で済みます。でも、給湯器や暖房(ガスヒーター)までプロパンガスを使うと、二人暮らしでも1万円、2万円、場合によっては3万円以上になることがあります。
今回の試算方法
今回の試算では、プロパンガス料金を次のように置いています。
| 項目 | 高めの契約 | 適正価格の想定 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 2,200円/月 | 1,500円/月 |
| 従量料金 | 740円/㎥ | 300円/㎥ |
これは、わたしが実際に経験した高めの契約と、見直し後に提示された適正価格をもとにしたモデルです。
地域や契約内容によって実際の料金は変わりますが、高い会社と適正価格の会社でどれくらい差が出るかを見るには十分な目安になります。
調理だけなら、二人暮らしでも月0.5〜1㎥で済むことがあります
まず、ガス調理器だけの家です。
わたしの場合、ガスを調理だけに使う家では、夫婦二人暮らしでも月0.5〜1㎥くらいで済んでいます。
自炊は少ない方ではありません。むしろ、家で食べることは多いです。
それでも使用量が少ない理由は、調理にプロパンガスだけを使っていないからです。
- 煮込み料理は電気圧力鍋を使う
- 蒸し料理は電子レンジを使う
- お湯は電気ケトルを使う
こうした使い方をしていると、ガス調理器だけなら月1㎥以下でも十分暮らせます。
一方で、電気圧力鍋や電子レンジをあまり使わず、ガスコンロ中心でしっかり自炊するなら、月2〜3㎥くらいになってもおかしくないと思います。
余談です:リフォーム前の家でカセットコンロだけで生活していた時期もあり、わが家では月2〜4本程度使っていました。
一本200円としても、月800円程度。ガス調理器のみの家庭なら、プロパンガスの基本料金(適正価格でも1,500円程度)を考えると、節約だけで見ればカセットコンロ生活の方が安くなることもあります。まぁ、さすがに不便でしたが(苦笑)
調理のみなら、ガス会社の見直し効果は小さめ
調理だけで月1㎥使った場合、ガス代は次のようになります。
| 契約 | 計算 | 月額 |
|---|---|---|
| 高めの契約 | 2,200円+740円×1㎥ | 2,940円 |
| 適正価格 | 1,500円+300円×1㎥ | 1,800円 |
| 差額 | 2,940円−1,800円 | 1,140円 |
もちろん安くなるのはありがたいですが、調理だけの家では、見直し効果はそこまで大きくありません。
このタイプなら、ガス会社変更よりも、調理方法の工夫や電気調理器具の活用の方が効果を感じやすいかもしれません。

調理だけなら、プロパンガス代そのものはそこまで大きくありません。問題は、お風呂や暖房までガスを使う家です。
灯油給湯器の家は、二人暮らしだとかなり安く感じます
調理だけプロパンガスで、お風呂は灯油給湯器という家もあります。
わたしの実感では、二人暮らしなら灯油給湯器はかなり安いです。
理由は、プロパンガスのような基本料金がないからです。
灯油は使った分だけ買う形なので、あまり使わなければその分だけで済みます。わが家では、二人暮らしで月20L使わないくらいのこともあり、感覚としては月2,000円台くらいに収まることがあります。
もちろん、寒い地域でお風呂を毎日たっぷり沸かす家や、家族人数が多い家ではもっと使います。
それでも、夫婦二人暮らしで在宅時間が長めの生活をしていても、灯油給湯器はランニングコストを抑えやすいと感じています。
家で使っている灯油給湯器は、長府製作所の「エコフィール」という機能の付いた石油給湯器です(石油と書いてますが、灯油用です)。熱効率が良くて燃費が良いと聞いていましたが、使ってみると「たしかに!」と納得の燃費の良さでした。
ガス給湯器がある家は、二人暮らしでも1万円を超えやすい
次に、ガス給湯器がある家です。
二人暮らしでも、お風呂や洗い物にプロパンガスを使うと、使用量は一気に増えます。
目安としては、月10〜15㎥くらいになることがあります。
月15㎥使った場合、ガス代は次のようになります。
| 契約 | 計算 | 月額 |
|---|---|---|
| 高めの契約 | 2,200円+740円×15㎥ | 13,300円 |
| 適正価格 | 1,500円+300円×15㎥ | 6,000円 |
| 差額 | 13,300円−6,000円 | 7,300円 |
この差はかなり大きいです。
二人暮らしでプロパンガス代が月1万円を超えている場合、給湯器にガスを使っているなら「あり得る金額」ではあります。
ただし、適正価格の会社なら同じ使用量でも6,000円前後で済む可能性があります。
つまり、月1万円を超えたから即異常というより、見るべきなのは使用量と単価です。
ガス暖房まで使う家は、二人暮らしでも2万円・3万円を超えます
一番注意したいのが、ガスファンヒーターやガスストーブまでプロパンガスで使っている家です。
二人暮らしでも、冬にガス暖房を使うと使用量は大きく増えます。
真冬なら月40〜50㎥になることもあります。
月40㎥使った場合、ガス代は次のようになります。
| 契約 | 計算 | 月額 |
|---|---|---|
| 高めの契約 | 2,200円+740円×40㎥ | 31,800円 |
| 適正価格 | 1,500円+300円×40㎥ | 13,500円 |
| 差額 | 31,800円−13,500円 | 18,300円 |
同じ40㎥でも、高めの契約と適正価格では、月18,300円も差が出ます。
ここまで来ると、節約術でどうにかするより、まずガス会社の単価を確認した方が早いです。
二人暮らしで冬のプロパンガス代が2万円、3万円を超えている場合は、使用量が多いのか、単価が高いのか、必ず確認した方がいいです。
\ まずは自分の地域の適正価格を確認 /
月1万円・2万円は高い?二人暮らしの判断基準
二人暮らしでプロパンガス代が高いかどうかは、金額だけでは判断できません。
次のように、使い方ごとに見るのがおすすめです。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 調理のみで5,000円超え | かなり高い可能性あり |
| ガス給湯器ありで1万円前後 | 使用量と単価を確認 |
| ガス給湯器ありで2万円超え | 高い可能性が高い |
| ガス暖房ありで2〜3万円 | あり得るが、単価確認は必須 |
| ガス暖房ありで4万円近い | 見直し候補 |
特に確認してほしいのは、請求書に書かれている使用量(㎥)と従量単価です。
同じ二人暮らしでも、月1㎥の家と40㎥の家では、気を付けるポイントが変わってきます。
二人暮らしでプロパンガス代を下げたいなら、まず使用量を確認する
プロパンガス代を下げたいと思ったら、まず請求書を見てください。
確認するのはこの3つです。
- 基本料金はいくらか
- 従量料金はいくらか
- 月に何㎥使っているか
この3つがわかれば、自分の家が「使いすぎ」なのか「単価が高い」のかが見えてきます。
調理だけで使用量が少ないなら、ガス会社変更の効果は小さめです。
一方で、給湯器や暖房までプロパンガスを使っているなら、ガス会社の見直し効果はかなり大きくなります。
リタイヤ後の夫婦二人暮らしなら、光熱費の固定化に注意
子どもが独立し、夫婦二人で暮らすようになると、生活パターンが変わります。
特にリタイヤ後は、在宅時間が長くなります。
すると、外食より自炊が増えたり、昼間の暖房を使ったり、お風呂の使い方が変わったりします。
わたし自身、夫婦二人で在宅時間が長めの生活をしているので、リタイヤ後の田舎暮らしに近い光熱費感覚があります。
その実感としては、調理だけなら工夫でかなり抑えられます。でも、給湯と暖房までプロパンガスを使う家は、契約単価の影響がとても大きいです。
田舎の家を選ぶときは、家の価格だけでなく、お風呂と暖房を何でまかなう家なのかも見ておくべきです。
【まとめ】二人暮らしのプロパンガス代は、設備と契約内容で決まります
二人暮らしのプロパンガス代は、「夫婦二人だからこのくらい」と単純には言えません。
大事なのは、ガスを何に使っているかです。
- 調理のみなら月0.5〜1㎥でも暮らせる
- 普通にガス調理中心なら月2〜3㎥になることもある
- ガス給湯器があると月10〜15㎥になりやすい
- ガス暖房まで使うと月40㎥以上になることもある
調理だけなら、ガス会社を見直しても節約効果は小さめです。
でも、給湯器やガス暖房まで使っているなら話は別です。
二人暮らしでも、プロパンガス代が月1万円、2万円を超えているなら、まずは使用量と単価を見て、「適正価格」になっているか確かめてみましょう。

「適正価格」かどうか調べて、そうじゃなかったら、とにかく行動っす🐾
ご主人はそれでランニングコスト爆下がりに成功したっすよ🐾
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