親や祖父母から田舎の古い家を相続した。すぐに住む予定はないけど、いつか使いたい。たまに帰って整えながら、うまく活用できないか——そう考えている方は多いと思います。
ただ、田舎の古い家を「使える状態に保つ」のは、思った以上に手間とコストがかかります。そして意外と見落としがちなのが、プロパンガスの問題です。
田舎の中古住宅を4回購入し、現在も2拠点生活をしているわたしが、実体験をもとに「相続した田舎の家を活用するための管理ポイント」をまとめます。

ご主人、山奥ハウスと海ちかハウスを行き来してるっす🐾 二拠点の管理、なかなか大変っすよね……。
まず知っておくべき——相続した家を「持つだけ」はリスクがある
田舎の家を相続すると、住んでいなくても毎年固定資産税がかかります。田舎は都市部より安いですが、管理を怠ると別のコストが膨らみます。
放置した家で起きがちな問題はこうです。
- 雑草が伸び放題になり、近隣へ迷惑をかけ場合によってトラブルになる
- 湿気でカビ・腐食が進み、住めない状態になる
- 空き巣や不法投棄のターゲットになる
- 老朽化が進んで解体費用が膨らむ
「いつか使おう」と思って放置するのが一番コストがかかります。使うなら、最低限の管理を続けることが大切です。

相続・法律・税金の専門的な手続きについては、税理士や司法書士への相談をおすすめします。この記事では「使える状態を保つための実践的な管理」に絞って解説します。
「使える状態を保つ」ための管理ポイント5つ
① 定期的な換気と通水——家の劣化を防ぐ最低限の作業
人が住んでいない家は、換気がされないため湿気がこもりカビが発生しやすくなります。また、水道管に水が流れないと、パッキンが劣化して水漏れの原因になります。
定期的に、窓を開けて換気し、水道を少し流すだけで劣化のスピードが大幅に遅くなります。遠方に住んでいる場合は、近くの知人に頼むか、管理サービスを活用する方法もあります。

一か月ぶりに行ったら、まずは水道(浄水器も)を出しながら、窓を換気して回り、トイレの水も流します。滞った雰囲気をリフレッシュさせるのが最初の儀式になってますね。
② 草刈りと庭の管理——近隣トラブルを防ぐ
田舎の家は敷地が広いことが多く、放置するとすぐに雑草が生い茂ります。特に春〜夏は成長が早く、1〜2ヶ月で手がつけられなくなることもあります。

山奥ハウスで経験しましたが、夏の雑草は本当に手強いです。引き終わった場所からまた生えてくる「無限雑草地獄」になります。年に数回は草刈りに行くか、防草シートを敷くことをおすすめします。
③ 屋根・外壁の点検——早期発見で修繕費を抑える
古い家の屋根や外壁は、雨漏りや腐食が進みやすいです。小さな不具合を放置すると、内部まで傷んで大規模な修繕が必要になります。年1回程度、目視で点検するだけでも違います。気になる箇所は早めに地元の工務店に相談しましょう。
④ 電気・水道の維持——使える状態を保つ
「たまに使う」程度でも、電気と水道は契約を維持しておくことをおすすめします。完全に解約してしまうと、再開設に費用と時間がかかります。基本料金だけ払い続ける方が長期的にはコストが安くなるケースが多いです。
⑤ プロパンガスの契約——ここが一番見落とされやすい
電気・水道に比べて、プロパンガスの扱いは複雑です。詳しくは次の章で解説します。
プロパンガスの管理——相続した家で特に注意すべきこと
田舎の古い家はほぼプロパンガスです。相続した家のプロパンガスについて、知らないと損することが3つあります。
注意点① 前の契約者のガス会社をそのまま引き継がない
相続した家には、前の住人(親・祖父母など)が契約していたガス会社がそのまま残っています。このガス会社をそのまま引き継ぐと、割高な料金を払い続ける可能性が高いです。
プロパンガスは「自由料金制」のため、ガス会社によって料金が大きく異なります。長年同じガス会社と付き合ってきた場合、適正価格からかけ離れた料金設定になっていることも珍しくありません。

長年のお付き合いのガス会社を変えるのは気が引けるっすよね。でも料金は正直に比べた方が良いっす🐾
注意点② 無償貸与契約が残っていないか確認する
給湯器やガスコンロを「無料で設置してもらった」という契約が残っている場合、解約時に残債を請求されることがあります。これを「無償貸与契約」といいます。
相続した家の場合、親・祖父母がこの契約を結んでいることを知らないケースが多いです。ガス会社に問い合わせて、契約内容を必ず確認してください。
注意点③ 使わない期間はガス契約をどうするか
「年に数回しか使わない」という場合、ガス契約を維持するか解約するかで迷うと思います。判断のポイントはこうです。
- 年に数回使う予定がある→契約を維持する。基本料金を払い続ける方が、再開設のコストより安いことが多い
- 当面使わない・使うか未定→閉栓(使用停止)にして基本料金をゼロにする。再開設は比較的簡単
- 長期間使わない予定→解約も選択肢。ただし再開設時は新たな安全点検が必要

わたしの場合、たまに使う拠点では契約を維持しています。ただ、そのガス会社が適正価格かどうかは必ず確認するようにしています。
相続した家のプロパンガス、適正価格かどうか確認する方法
「今のガス会社の料金が高いかどうかわからない」という場合は、比較サービスを使うのが一番手軽です。郵便番号を入力するだけで、その地域の適正価格と現在の料金を比較できます。
わたし自身、ガス会社を変えただけで冬のガス代が35,900円→16,500円になった経験があります。同じガスを使っているのに、会社が違うだけでこれだけの差が出ます。

相続した家のガス会社、親の代から何十年も変えてないとしたら……かなり高い可能性があるっす🐾
具体的な確認方法と、実際にどれくらい安くなるかはこちらの記事でまとめています。
あわせて読みたい:
田舎のプロパンガス代を年間10万円下げた方法——失敗しない会社の選び方【移住4回の実録】
あわせて読みたい:
田舎暮らしのプロパンガス切り替えサービス3選【体験済み比較】
まとめ——相続した田舎の家を「負動産」にしないために
- 放置すると劣化・トラブル・コスト増のリスクがある
- 使える状態を保つには、換気・通水・草刈り・点検が最低限必要
- プロパンガスは前の契約者の料金をそのまま引き継がない
- 無償貸与契約が残っていないか必ず確認する
- 使用頻度に応じて「契約維持・閉栓・解約」を選ぶ
- ガス会社の料金は比較サービスで簡単に確認できる
相続した家を「負動産」にせず「使える資産」として活用するには、早めに動くことが一番です。特にプロパンガスは、相続のタイミングで見直すと大幅に節約できるチャンスです。

せっかく引き継いだ家、うまく使ってほしいっす🐾 ガス代を見直すだけで毎年何万円も変わるっすよ!
\ 1分で診断完了・完全無料 /
