「田舎に移住したら、ガス代が都市ガスの倍になった」
田舎移住を経験した人からよく聞く話です。でも、なぜそうなるのか、移住前にきちんと説明してくれる人はほとんどいません。
田舎の中古住宅を4回購入してきたわたしが、移住前に知っておけばよかったプロパンガスと都市ガスの違いを、正直にまとめます。

最初の移住のときは、「プロパンガス?都市ガスと同じでしょ?だってガスだもん」って気にしなかったけど、大違いすぎてびっくりしました…特に料金が。
プロパンガスと都市ガスの違いは料金だけではありません
「ガスはガスでしょ」と思いがちですが、プロパンガスと都市ガスは供給方法から料金の仕組みまで、根本的に異なります。まず基本的な違いを整理しておきます。
| 項目 | 都市ガス | プロパンガス |
|---|---|---|
| 供給方法 | 地下のガス管 | ボンベ配送 |
| 料金体系 | 比較的わかりやすい | 自由料金制・会社ごとに違う |
| 田舎での利用 | ガス管のない地域は不可 | 全国どこでも使える |
| 災害時 | 復旧に時間がかかることがある | ボンベ確認後すぐ使える |
| 熱量 | 標準 | 約2倍高い |


プロパンガスの自由料金って、「ガス会社が好きな値段つけていい」ってことで、消費者にとって自由ってわけじゃないっす…🐾
田舎では都市ガスが使えない地域が多い理由
都市ガスは地下にガス管を敷設して供給するインフラです。管を引くには莫大なコストがかかるため、人口が集中している都市部にしか整備されていません。
田舎の中古住宅では、都市ガスではなくプロパンガスの物件がかなり多いです。移住先を探すときは「ガスはプロパンガスが前提」と考えておく方が現実的です。

わたしが移住した4軒、全部プロパンガスでした。「都市ガスかプロパンか」を選べる状況ではなかったです。田舎移住では、ほぼ自動的にプロパンガスになると思っておいた方がいいです。
プロパンガスと都市ガスの料金差はどれくらい?
プロパンガスは自由料金制のため、同じ地域・同じ使用量でも、ガス会社によって料金が大きく変わります。特に「従量料金(使った分だけ増える料金)は都市ガスと比べて割高になりやすく、ガスをたくさん使うほど、料金差が広がります。
| 使用用途 | 都市ガス | プロパンガス(割高) | プロパンガス(適正) |
|---|---|---|---|
| 調理のみ(コンロ) | 1,000〜2,000円/月 | 3,000〜5,000円/月 | 1,500〜2,500円/月 |
| 調理+給湯 | 5,000〜8,000円/月 | 15,000〜25,000円/月 | 7,000〜12,000円/月 |
| 調理+給湯+暖房(冬) | 10,000〜15,000円/月 | 30,000〜40,000円/月 | 15,000〜20,000円/月 |
※目安であり、地域・使用量・契約内容によって異なります。
📝 近年の目安では、都市ガスの従量料金は大手都市ガス会社で1㎥あたり約150〜170円前後、プロパンガスの全国平均は1㎥あたり約719円です(2025年10月時点)。
ただしプロパンガスは都市ガスより熱量が約2.2倍高いため、熱量をそろえて考えると、実質的には都市ガスの約2倍前後というのが現実的な見方です。
なお、比較サービスや消費者協会経由で契約できる適正価格のプロパンガスは、1m³あたり約300〜450円前後とされており、適正価格の会社を選べば差はかなり縮まります。
わたし自身の実体験では、ガス会社を変えただけで同じ使用量の冬のガス代が35,900円→16,500円になりました。料金差はガス会社によって生まれているケースが多いです。

給湯と暖房にもガスを使う家は、冬にガス代が跳ね上がるっす🐾 会社次第でここまで変わるなら、まず確認してみるのが絶対大事っすよ!
プロパンガスのメリットは災害時の強さ
都市ガスは地下のガス管が通っているため、地震などの災害で管が損傷すると復旧まで時間がかかります。一方プロパンガスはボンベ単位で供給されるため、交通網の復旧とボンベの安全確認ができれば比較的早く使えます。田舎での防災面では有利な点です。

プロパンガス、悪いことばかりじゃないっす🐾 問題は料金の仕組みであって、ガス自体は災害に強くて優秀っすよ!
プロパンガスのデメリットは「料金が高くなりがち」
プロパンガスの最大の問題は料金が高くなりやすいことです。背景にはいくつかの構造的な理由があります。
まず、プロパンガスは自由料金制で、ガス会社が自由に料金を決められます。都市ガスは導管で供給されるため料金体系が比較的わかりやすい一方、プロパンガスは会社ごとの価格差が大きくなりやすいです。
さらに検針票を見ても「基本料金+従量料金」の金額しかわからず、それが適正かどうか判断しにくい仕組みになっています。田舎では地域のガス会社が少ないため競争が起きにくく、料金が高止まりしやすい構造もあります。
加えて、移住のタイミングで不動産屋や引っ越し業者から紹介されるガス会社はそのまま受けると割高になりやすく、無償貸与契約で身動きが取れなくなるケースもあります。

「田舎だから高くて当然」と思っていましたが、正しく動けば都市ガス並みの料金にできることもあります。あきらめる必要はありません。
プロパンガスをやめる選択肢(灯油ボイラー・オール電化)については、こちらで詳しくまとめています。
あわせて読みたい:「プロパンガス、やめてみたい」と思った私が実際やってみたこと
移住前にやっておくべきこと
プロパンガスの仕組みを知ったうえで、移住前にやっておくと損しないことをまとめます。
- 物件内見時にガス会社名を確認する——無償貸与契約が残っているかどうかも聞いておく
- エネピで郵便番号を入力して対応会社数を確認する——1分でわかる
- 不動産屋・引っ越し業者・リフォーム業者からのガス会社紹介は保留にする——比較サービスを使ってから決める
- プロパンガス料金比較サービスで適正価格のガス会社を探す——エネピまたは消費者協会

移住前にこれを知っていたら、3回も失敗しなかったと思います。「田舎=プロパンガス」を前提に、移住計画を立てておくだけで大きく変わります。
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まとめ——プロパンガスを味方にして移住を成功させる
- 田舎の中古住宅はプロパンガスがほとんど。都市ガスは選べないことが多い
- プロパンガスは「自由料金制」のため、会社によって料金が大きく違う
- 給湯・暖房にもガスを使う家は、会社選びで年間数万円の差が出る
- 災害時の強さはプロパンガスの数少ない明確なメリット
- 移住前に比較サービスで確認しておけば、高いガス代を払い続けるリスクを減らせる

プロパンガスのことを知ってから移住する人と、知らないで移住する人では、毎年何万円も差がつくっす🐾 ぜひ読んでほしいっす!
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