「プロパンガス代が高すぎる……」
「うちのガス代って、普通なの?それとも高いの?」
「プロパンガスは田舎だから高いものだと思っていたけど、本当にそうなの?」
プロパンガスの請求書を見て、こんなふうに感じたことはありませんか?
わたしも以前は、冬のガス代が3万円を超えていました。
「田舎の家で、しかもプロパンガスなら高くても仕方ない…」そう思っていた時期もあります。
でも、実際には違いました。
「プロパンガス代が高い」と感じたとき、その原因は「プロパンガスだから」「田舎だから」だけではありません。
実際には、契約しているガス会社の料金単価が大きく影響しています。
この記事では、プロパンガス代が高くなる理由、請求書で確認すべきポイント、賃貸と持ち家でできることの違い、そしてわが家が実際にガス代を下げた方法をまとめます。

「高いなぁ」で終わらせず、まずは請求書の中身を見るっす🐾 原因がわかると対策も見えてくるっす。
【結論】プロパンガス代が高いと感じたら、まず単価を見る
プロパンガス代が高いと感じたら、請求額だけでなく以下の3つを確認してください。
- 月に何㎥使っているか
- 基本料金はいくらか
- 従量料金はいくらか
同じ1万円の請求でも、月にたくさん使って1万円なのか、少ししか使っていないのに1万円なのかで意味が変わります。
たとえば、給湯器やガス暖房まで使っていれば、使用量が多くなり、請求額も上がりやすいです。
一方で、ガスをあまり使っていないのに請求額が高い場合は、基本料金や従量単価が高い可能性があります。
つまり、プロパンガス代が高いかどうかは、金額だけでなく「使用量」と「単価(従量料金)」をセットで見ることが大事です。
プロパンガス代が高い理由の多くは「業界の仕組み」
「使いすぎかな…?」いいえ、プロパンガス代が高くなってしまう理由の多くは、単純な使いすぎだけではありません。
料金がある程度決まっている都市ガスと同じように「ガス代はだいたい決まっているもの」と思い込んでいると、プロパンガス料金の落とし穴にはまってしまいます。
プロパンガスは会社ごとに料金が変わる「自由料金制」
地域によって物価が変わるように、プロパンガス料金も地域の相場(適正価格)があります。
しかし、プロパンガスは、会社ごとに料金を独自に決められる自由料金制のため、「適正価格のガス会社」と「割高価格のガス会社」が同じ地域に混在しています。
そのため、同じ地域で同じくらいの量を使っていても、契約しているガス会社によって料金が変わるのです。

仕組みを知らないまま「割高のガス会社」と契約しちゃうと、ご主人みたいに悩むことになるっすよ🐾
不動産屋や業者の紹介でそのまま契約しやすい
田舎の中古住宅や賃貸物件では、不動産屋やリフォーム業者に紹介されたガス会社をそのまま使う流れになりがちです。
わたし自身も、最初はプロパンガスの料金相場をよく知らず、不動産屋にすすめられるままガス会社を決めていました。
そのときは「いろいろ紹介してくれて親切だな、プロパンガスってこうやって繋いでもらうものなのかな」と思っていましたが、今思い返せば、その時しっかり料金を確認すべきだったと感じています。
紹介された会社が必ず悪い会社だというわけではありません。
ただ、相場を知らないまま契約すると、高い料金をそのまま払い続けてしまうことになります。
「無料」のはずの設備費が料金に含まれていることがある
プロパンガスでは、給湯器やガスコンロ、配管などの設備費が契約に絡んでいることがあります(無償貸与契約)。
「無料で設置できます」と言われても、実際にはガス料金の中で設備費を回収する仕組みになっているのです。
こうした契約が残っていると、ガス会社を変えたいと思っても、途中解約時に残債が問題になることがあります。
中古住宅や古い契約では、契約書の中身を確認しておいた方が安心です。
あわせて読みたい:プロパンガスの無償貸与は禁止?中古住宅で知らずに契約して後悔した話
📝冬のガス代は要注意!
ガスコンロだけなら、使用量はそこまで多くなりませんが、お風呂の給湯器やガスヒーターまでプロパンガスを使うと、冬は一気に使用量が増え、請求額が跳ね上がりやすいです。
プロパンガス代は、ガスを何に使っているかで大きく変わります。冬が来る前にガス代を適正価格に変えることが重要です。
プロパンガス代はいくらから割高?割高価格と適正価格を比較
どれだけプロパンガスを使うとどれくらいの料金になるのか、月のおおよその使用量と料金について見ていきましょう。
割高価格の契約と適正価格の契約で、ガスの使用量によってどれだけ違いが出てくるかがわかります。
| 月の使用量 | 使い方の目安 | 割高価格 | 適正価格 | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 1㎥ | 調理のみ・少なめ | 2,940円 | 1,800円 | 1,140円 |
| 2㎥ | 調理のみ・普通 | 3,680円 | 2,100円 | 1,580円 |
| 10㎥ | ガス給湯器あり・少なめ | 9,600円 | 4,500円 | 5,100円 |
| 15㎥ | ガス給湯器あり・多め | 13,300円 | 6,000円 | 7,300円 |
| 40㎥ | ガス暖房あり | 31,800円 | 13,500円 | 18,300円 |
| 50㎥ | ガス暖房あり・多め | 39,200円 | 16,500円 | 22,700円 |
この表でわかるように、調理だけの家では、ガス会社を見直しても差額は月1,000円台です。
一方で、ガス給湯器がある家では月5,000円以上、ガス暖房まで使う家では月1万円以上の差が出ることがあります。

ガス料金明細と比べっこして、自分のおうちのプロパンガス代が割高かどうか調べてみてほしいっす🐾
あわせて読みたい:プロパンガスの料金がおかしいと思ったら——検針票の見方と適正価格の確認方法
調理だけなら月数千円でも普通
ガスを調理だけに使う家なら、プロパンガス代はそこまで大きくなりにくいです。
わが家でも、ガス調理器だけの家では月0.5〜1㎥くらいで済むことがあります。
さらに電気圧力鍋や電子レンジ、電気ケトルなどを使えば、ガスコンロの使用時間をかなり減らせます。
あわせて読みたい:プロパンガス代を節約する方法|実際に試した節約術 |
調理だけなのに月3,000円を超える場合は、単価が高くないか確認した方がいいです。
給湯器ありなら1万円前後でもあり得る
お風呂や洗い物にプロパンガスを使う家では、二人暮らしでも月10〜15㎥くらい使うことがあります。
この場合、プロパンガス代が月1万円前後になること自体はあり得ます。
ただし、同じ使用量でも、単価が高い会社と適正価格の会社では請求額が大きく変わります。
月1万円を超えたからすぐ異常というより、使用量と従量料金を見て判断するのがおすすめです。
ガス暖房ありなら2万円・3万円超えもある
冬にガスファンヒーターやガスストーブまで使う家では、プロパンガス代が2万円、3万円を超えることもあります。
わが家でも、ガスヒーターを使っていた家では、冬のガス代が3万円を超えたことがあります。
このタイプの家は、節約術だけで頑張るより、まずガス会社の単価を確認して、割高価格だと思ったらガス会社の変更を検討すると良いでしょう。
二人暮らしのガス代の目安については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
あわせて読みたい: プロパンガス代は二人暮らしでいくら?月1万円は高い?【実録】
高いと感じたらクレームより先に確認すること
プロパンガス代が高いと、ガス会社にクレームを入れたくなるかもしれません。
でも、感情的に「高すぎる」と伝える前に、まず確認しておきたいことがあります。
請求書・検針票を見る
まずは請求書や検針票を見てください。
確認するのは、基本料金、従量料金、使用量です。
請求額だけで判断すると、原因がわかりません。
使用量が多いのか、単価が高いのか、まずは数字で確認することが大事です。
地域相場と比べる
自分の料金が高いのか判断するには、地域の相場と比べる必要があります。
基本料金や従量料金が相場より明らかに高い場合は、見直しや相談の材料になります。
ただし、地域によって対応できるガス会社の数は違います。
山間部やかなり田舎の地域では、紹介できる会社が少ない、または見つからないこともあります。
契約内容・無償貸与を確認する
ガス会社を変更したい場合は、契約内容も確認しておきましょう。
給湯器や配管などの設備費が契約に含まれていると、途中解約時に残債が発生することがあります。
契約書に、設備代金、契約期間、解約時の精算などが書かれていないか確認してください。
ここを見ずに進めると、あとから「思ったより簡単に変えられない」となることがあります。
持ち家ならガス会社を見直せる可能性があります
持ち家で個別プロパンを使っている場合は、ガス会社を見直せる可能性があります。
もちろん、地域や契約内容によっては変更できないこともあります。
それでも、今の料金が高いと感じるなら、適正価格を確認する価値はあります。
調理だけなら効果は小さめ
ガスを調理だけに使っている家では、ガス会社を見直しても節約額は小さめです。
月1〜2㎥程度の使用量なら、差額は月1,000円台に収まることが多いです。
この場合は、ガス会社変更よりも、電気圧力鍋や電子レンジなどの調理の工夫でも十分効果を感じやすいです。
給湯器・暖房ありなら効果が大きい
一方で、給湯器やガス暖房までプロパンガスを使っている家では、見直し効果が大きくなります。
使用量が多いほど、単価の差が毎月の請求額に大きく出るからです。
わが家では、冬にガスヒーターを使っていた時期に、ガス会社の見直しで冬の請求が35,900円から16,500円まで下がりました。
もちろん、すべての家庭でここまで下がるわけではありません。
ただ、給湯器や暖房までプロパンガスを使っているなら、今の単価を確認する価値はかなり大きいです。
詳しい体験談はこちらにまとめています。
あわせて読みたい:田舎のプロパンガス代を年間10万円下げた方法——失敗しない会社の選び方【移住4回の実録】
\ まずは自分の地域の適正価格を確認 /
賃貸の場合は、ガス会社の見直しは難しい
賃貸でプロパンガス代が高い場合は、入居者だけでガス会社を自由に変更するのは難しいことが多いです。
大家さんや管理会社がガス会社を決めていることが多いため、まずは請求書を確認し、地域相場を調べたうえで相談する流れになります。
戸建て賃貸でも変更できるとは限りません。わたし自身、内見時に確認して「無理です」と断られたことがあります。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
あわせて読みたい:賃貸のプロパンガス代が高い!入居者ができること・できないこと
プロパンガス会社を変更する流れも確認しておく
ガス会社の見直しを考えるなら、実際の変更の流れも知っておくと安心です。
基本的には、今の料金を確認し、対応できるガス会社があるか調べ、条件に納得できれば切り替えるという流れになります。
ただし、現在の契約内容や無償貸与、地域事情によっては変更できないこともあります。
申し込みから切り替えまでの流れはこちらの記事で詳しくまとめています。
あわせて読みたい:プロパンガス会社を変更する流れ|申し込みから切り替えまで実体験で解説
【まとめ】プロパンガス代が高いなら、我慢より確認が先です
プロパンガス代が高い理由は、「使いすぎ」だけではありません。「田舎だから仕方ない」だけでもありません。
会社ごとの料金差、契約内容、設備費、給湯器や暖房の使い方など、いくつかの原因が重なっています。
高いと感じたら、まずは次の順番で確認してみてください。
- 請求書で使用量を見る
- 基本料金と従量料金を見る
- 地域相場と比べる
- 契約内容や無償貸与を確認する
- 持ち家ならガス会社の見直しを検討する
- 賃貸なら大家さんや管理会社に相談する
ガス代を気にして、お風呂や暖房を我慢し続けるのはつらいです。
まずは、自分の家のプロパンガス代が本当に割高なのか、どこに原因があるのかを確認することから始めてみてください。

「高いけどしかたないから我慢」じゃなくて、「なぜ高いのか確認」が先っす🐾 単価が高いなら、見直しで変わるかもしれないっすよ。
あわせて読みたい:田舎移住で光熱費は安くなる?見直すべき4つとガス代の盲点
あわせて読みたい:プロパンガス代は二人暮らしでいくら?月1万円は高い?【実録で解説】
